ひより【ヒヨリ】(食用作物)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第10873号 |
登録年月日 | 2002年 12月 16日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | ひより よみ:ヒヨリ | |
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 平塚静隆 | |
品種登録者の住所 | 宮城県岩沼市寺島字高原344番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 平塚静隆 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「山田錦」に「ササシグレ」を交配して育成された固定品種であり、育成地(宮城県岩沼市)における成熟期は晩生の早、精玄米千粒重が大の酒造向きの水稲、粳種である。草型は中間、稈長は長、細太は中、剛柔はやや柔、止葉の直立の程度は中、葉身の色及び葉鞘の色は緑である。穂長及び穂数は中、粒着密度はやや疎、穂軸の抽出度は中、穂型は紡垂状、穎色は黄白、ふ先色は黄白-黄、護穎の色は淡黄である。芒の有無と多少は無である。玄米の形はやや円、大小は大、色沢はやや淡、精玄米千粒重は大、玄米の見かけの品質は中の上、光沢は良、香りは無、心白の多少は多、大小はやや大、腹白の多少は中である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は粳、出穂期及び成熟期は晩生の早、障害型耐冷性及び耐倒伏性は極弱、脱粒性は難である。葉いもちほ場抵抗性はやや弱である。蛋白質含量はやや低である「美山錦」と比較して、穂数が多いこと、成熟期が遅いこと等で、「藏の華」と比較して、稈長が長いこと、成熟期が遅いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成2年に出願者の育苗施設(宮城県岩沼市)において、「山田錦」に「ササシグレ」を交配し、5年に雑種第3代で個体選抜を行い、以後、系統育種法により固定を図りながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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