日進月歩
日進月歩とは、日進月歩の意味
日進月歩とは、時間とともに物事が前進・進歩・発展してゆく、という意味で用いられる表現。日々常々途切れることなく技術や世の中そのものが変化していくさま。「もはや追いつくことすら難しいほど急速に変化してゆく」というような感嘆のニュアンスを込めて用いられることもある。基本的には、変化を肯定的に受け入れる意味で用いられる。日進月歩の語の由来・語源
日進月歩は「日進」と「月歩」の2語に分けられる。あるいは「日月」と「進歩」に分けることもできる。 (「日月+進歩=日進月歩」は「壮言大語」や「千変万化」などと同様の構成といえる)「日進」の語は、中国の荀子による「天論」が典拠になっている。日進だけで「日々、前に進んでいく」という意味がある。そして「月歩」には特に典拠がない。おそらくは「日進」に呼応する形で付け足された語であろうと推察される。
日進月歩の語の使い方(用法)、例文
日進月歩は「 人類や社会の目覚ましい発展」について述べる表現としてよく用いられる。とりわけ、「宇宙開発」や「先端医療」のような科学技術の分野や、IT・IoTをはじめとするテクノロジーについては「日進月歩」の語が用いられる機会が多い。日進月歩の類語と使い分け方方
日進月歩の類義語としては「日就月将」が挙げられる。「日就月将」は「詩経」を出典とする語であり、中国語では一般的な語彙であるが、日本語としては一般的とは言い難い。なお中国語においては「日進月歩」が一般的でない。日進月歩の英語
日進月歩を英語で表現するなら「急成長」という意味で rapid growth と表現する手がある。単に「前進する」という意味で progress と表現する手もある。- にっしんんげっぽのページへのリンク