なんばガレリア(旧ロケット広場)
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「なんばCITY」の記事における「なんばガレリア(旧ロケット広場)」の解説
地下1階の吹き抜けにあった「ロケット広場」は、広場にロケットという意外な組み合わせに加え、地下鉄や近鉄の難波駅にも気軽に行けるという利便性から、ミナミを代表する待ち合わせスポットの一つであった。 元は防災上の問題から、高島屋となんばCITYの間を1,000平方メートル空けるよう、国が指導したことによるもので、その空間に当時の宇宙ブームに乗ってロケットを設置した。 ロケットは、1977年(昭和52年)に日本初の静止衛星「きく2号」を打ち上げた「N-Iロケット」の1:1模型(約33m)で、地下1階から大空に向けてそそり立っていた。N-Iのメーカーである三菱重工業が製造し、1978年(昭和53年)に設置。長らくなんばCITYのシンボルとなっていた。 だが、2000年頃を境にポケットベルや携帯電話の普及などで待ち合わせの利用者が徐々に減少。なんばCITYのテナントからも「ロケットは役割を終えた」との声が出始めた。それらの点を踏まえ南海電鉄は2007年5月、ターミナルビル改装工事に際し、ロケットを撤去し、跡地に「ウェルカムロビー(仮称)」を設置することを発表した。南海電鉄はロケットの引き取り先を探していたが、引き取り手がなく、ロケットの撤去は同年8月10日より準備開始し、8月23日に完了した。 2009年10月7日、南海グループがこの広場を「なんばガレリア」と命名し、広場の定義を室内吹き抜け空間全体に拡張すると発表した。そして10月16日に「なんばガレリア」が、なんばCITYリニューアル1期完了と同時にオープンした。
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