なはれ
(~し)なは’れ
なはれ
大阪弁 | 訳語 | 解説 |
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なはれ | なされ、なさい | 成はれ、為はれ。下町言葉。命令敬語。「なさい」よりやわらかい命令で、たこ焼き食べなはれ、は、たこ焼きを食べたら?程度の命令。東京の「なさい」はすでに活用をしなくなっているが、「なはる」は活用をする。聞きなさいよ、は、聞きなはれや、見てごらん、は、見てみなはれ。船場では京都と同じく、行っときなはれ、を、行っといなはれ、とイ音便化する。しゃべりなはれ、が、しゃべんなはれ、になるように、ラ行音が前に付くとその音が撥音化し「ん」となる。助動詞の「とくれ」と合わさって「とく(ん)なはれ」という形でよく使う。河内では「なあれ」、京都や東近畿では「なはい」「ない」とイ音便化している。西日本には「ない」「んさい」「んしゃい」「んちゃい」「られい」などがある。船場や京都では「よし」も使う。 |
・・なれ、・・なはれ
なはれ
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