ななしきぶ【ナナシキブ】(工芸作物)
登録番号 | 第13301号 | |
登録年月日 | 2005年 9月 13日 | |
農林水産植物の種類 | なたね | |
登録品種の名称及びその読み | ななしきぶ よみ:ナナシキブ | |
品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 | |
品種登録者の住所 | 茨城県つくば市観音台三丁目1番地1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 山守誠、加藤晶子、由比真美子、石田正彦、千葉一美、奥山善直、遠山知子、田野崎真吾、菅原俐 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「盛脂148」に「オオミナタネ」を交配して育成されたものであり、育成地(岩手県盛岡市)での成熟期は中、子実収量が多でエルシン酸を含まない関東以西の温暖地平坦地帯に適する品種である。草型はⅢ型、草丈は中、第1次分枝数及び総分枝数はやや少、葉の欠刻は深、色は緑、葉、茎、さやのアントシアンの有無及び根の肥大は無である。花色は黄、穂長は中、1穂のさや数はやや多、さやの長さは中、花柱の長さ及び着きょう密度は中、1さやの結実数はやや多、子実の粒色は黒、粒大整否は整である。春まき性程度は高、抽だい期はやや早、開花期及び成熟期は中、耐倒伏性は強、寒害及び雪害抵抗性はやや強である。子実収量は多、千粒重及び含油率は中、エルシン酸含量は無、グルコシノレート含量は多、菌核病抵抗性はやや強である。「オオミナタネ」と比較して、草丈及びさやの長さが長いこと、エルシン酸含量が無であること等で、「キザキノナタネ」と比較して、草丈及び穂長が短いこと、春まき性程度が高いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成4年に東北農業試験場(現独立行政法人農業・生物系特定産業技術研究機構、岩手県盛岡市)において、「盛脂148」に「オオミナタネ」を交配し、4年から6年まで個体選抜、以後、系統選抜を行いながら固定を図り、9年から特性検定試験、11年から生産力検定試験等を行い、14年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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