なつのぼり【ナツノボリ】(桑)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第11243号 |
登録年月日 | 2003年 3月 26日 | |
農林水産植物の種類 | 桑 | |
登録品種の名称及びその読み | なつのぼり よみ:ナツノボリ | |
品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 独立行政法人農業生物資源研究所 | |
品種登録者の住所 | 茨城県つくば市観音台二丁目1番地2 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 町井博明、小山朗夫、山ノ内宏昭、長沼計作、尾暮正義、片桐幸逸、松島幹夫、木内美江子、横山忠治、原島典雄 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「一ノ瀬」に出願者所有の育成系統を交配して育成されたものであり、枝条がやや細く、耐寒性に強い春秋兼用及び夏秋専用による壮蚕用に適する品種である。刈桑樹型は直立、冬芽の着き方は平行直立、形は長三角形、色は褐色、光沢は弱、副芽の多少は中である。葉の欠刻数は2~4、大きさはやや大、葉先は尖頭状、鋸歯は円鋸歯、色は緑色、葉面の粗滑は平滑、横断面は平たん、厚さはやや薄である。枝条数は中、長さは長、太さはやや細、色は灰褐色、表面の粗滑は中、枝の姿勢は直立、曲直は真直、節間長はやや短である。花性は両性、雌花穂の多少は少である。樹勢はやや強、発芽の早晩及び再発芽力は中である。耐寒性は強、耐倒伏性はやや強、縮葉細菌病は強、萎縮病は中、裏うどんこ病はやや強、蚕期別収葉量春蚕期及び夏秋蚕期はやや多、芽のすそ上りは短、葉の硬化は晩、飼料価値は良である。「しんいちのせ」及び「はやてさかり」と比較して、冬芽の色が褐色であること、枝条が細いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、昭和61年に蚕糸試験場(現独立行政法人農業生物資源研究所、茨城県つくば市)において、「一ノ瀬」に出願者所有の育成系統を交配し、62年から平成2年まで個体選抜、以後、系統選抜、4年から特性検定試験、8年から系統適応性試験を行い、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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