なつのたより【ナツノタヨリ】(食用作物)
![]() |
登録番号 | 第4349号 |
登録年月日 | 1995年 3月 15日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | なつのたより よみ:ナツノタヨリ |
|
品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 2003年 3月 18日 | |
品種登録者の名称 | 鹿児島県 | |
品種登録者の住所 | 鹿児島県鹿児島市鴨池新町10番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 矢頭治 長谷健 森浩一郎 岩下友記 宝満正治 新屋明 土井修 町田道正 山川惠久 森谷國男 東正昭 軽部稔 福井清美 小牧有三 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「ふ系125 」に「奥羽309 号」を交配して育成された固定品種であり,育成地(鹿児島県鹿児島市)における成熟期は極早生,稈長が短く,良食味の水稲,粳種である。 草型は偏穂数型,稈長は短,稈の細太及び剛柔は中,止葉の直立の程度は立,葉身及び葉鞘の色は緑である。穂長はやや短,穂数は中,粒着密度やや密である。穎色は黄白,ふ先色は黄白-黄,芒の有無と多少は無である。玄米の形は中,玄米の大小及び精玄米千粒重はやや小,見かけの品質は上の下,光沢は良,腹白の多少は極少,食味は上の中である。出穂期及び成熟期は極早生,障害型耐冷性はやや弱,穂発芽性及び脱粒性は難,耐倒伏性は強,収量はやや少である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-i ,穂いもち圃場抵抗性は中,葉いもち圃場抵抗性はやや弱である。 「ナツヒカリ」と比較して,穂数が少ないこと,玄米の大小が小さいこと等で,「コシヒカリ」と比較して,稈長が短いこと,止葉が立つこと,障害型耐冷性が弱いこと,穂いもち圃場抵抗性が強いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,鹿児島県農業試験場(鹿児島市)において,昭和55年に「ふ系125 」に「奥羽309 号」を交配し,59年に雑種第6代で個体選抜,以後,系統育種法により選抜,育成された固定品種である。62年から生産力検定予備試験,63年から生産力検定試験,系統適応性試験及び特性検定試験を行い,平成元年から「西南89号」の系統名を付し,地域適応性を検討し,その特性を確認して育成を完了した。4年は雑種第14代である。 |
- なつのたよりのページへのリンク