なすひかり【ナスヒカリ】(食用作物)
登録番号 | 第14775号 | |
登録年月日 | 2007年 2月 20日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | なすひかり よみ:ナスヒカリ | |
品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 栃木県 | |
品種登録者の住所 | 栃木県宇都宮市塙田1丁目1番20号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 伊澤由行、五月女恭子、池田二朗、大谷和彦、小林俊一、大久保堯司、小島隆、山口正篤、伊藤浩、倉井耕一、出口美里、栃木喜八郎、五月女敏範 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「コシヒカリ」に「愛知87号」を交配して育成されたものであり、育成地(栃木県宇都宮市)における成熟期は早生、稈の長さが中、穂発芽性が難、耐倒伏性が中の粳品種である。稈の長さは中、太さはやや太、止葉葉身の姿勢(初期観察)は半立、葉の緑色の程度は中、葉耳のアントシアニン色は無である。穂の主軸の長さは中、穂数はやや多、穂の抽出度は穂軸もよく抽出、湾曲程度は垂れる、穂型は紡錘状、外穎の毛茸の多少は中、穎色は黄白、外穎先端の色(ふ先色)は白、護穎の長さは中、色は黄白、穎のフェノール反応は無である。芒は有、色(初期観察)は黄白、最長芒の長さは短、芒の分布は先端のみである。玄米の長さ及び幅は中、形は半円、色は淡褐、香りは無又は極弱である。胚乳の型は粳、出穂期(50%出穂)及び成熟期は早生である。障害型耐冷性は極強、穂発芽性は難、耐倒伏性は中、脱粒性は難である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-a,i、穂いもち及び葉いもちほ場抵抗性は中、白葉枯病抵抗性品種群別は金南風群、白葉枯病ほ場抵抗性は中、しま葉枯病抵抗性品種群別は日本水稲型(+)である。胚乳のアミロース含量は4型、蛋白質含量はやや低である。「ひとめぼれ」と比較して、耐倒伏性が強いこと、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-a,iであることで、「コシヒカリ」と比較して、稈が短いこと、耐倒伏性が強いこと、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-a,iであること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成2年に栃木県農業試験場(宇都宮市)において、「コシヒカリ」に「愛知87号」を交配し、5年にその雑種第4代で個体選抜を行い、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、16年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の名称は「なすこがね」であった。 |
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