とちぎ秋まつりとは? わかりやすく解説

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とちぎ秋まつり

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/08 00:45 UTC 版)

とちぎ秋まつりの山車
とちぎ秋まつりの山車(万町一丁目)
とちぎ秋まつりの山車の人形(万町二丁目・関羽雲長)
山車の幕に施された飛龍の刺繍(万町二丁目)

とちぎ秋まつり(とちぎあきまつり)とは、栃木県栃木市で開催される山車を引き回す

概要

栃木市のメインストリートである蔵の街大通りを主会場に行われる。この祭は山王祭で引き回されていた「静御前の山車」(山王祭九番。江戸時代の山王祭の山車行列参照)や、宇都宮にあった「諫鼓鶏の山車」を明治7年(1874年)に栃木の商人が買い取り、栃木県庁で行われた神武祭で披露したことを起源とする[1]。以来、各町が新たに人形山車を制作し[注釈 1]、栃木で慶事がある都度にこれらの山車を市中で披露し、昭和12年(1937年)以降はほぼ5年毎に山車祭りが開かれるようになった[1]。この山車祭りを主催事とし秋に隔年開催としたのが「とちぎ秋まつり」で、隔年11月の土曜・日曜に亙って2日間開かれる[1]

祭当日は本行事のために東京発着の臨時列車も運転され、他地域からの観光客も多く訪れる。

開催時期

次回開催

  • 2026年秋(予定)

開催場所

  • 蔵の街大通り(万町交番 - 室町)
  • 銀座通り(倭町 - 幸来橋

催し物

  • 栃木市内の各町が所有する山車・獅子頭などが蔵の街をねり歩く。

山車

以下[1]は泉町の諫鼓鶏の山車と大町の武蔵坊弁慶の山車を除けば、いずれも鉾台型の山車である。

制作 - 三代目法橋 原舟月、1893年(明治26年)
制作 - 三代目法橋 原舟月、1893年(明治26年)
制作 - 三代目法橋 原舟月、1893年(明治26年)
制作 - 不明、1876年(明治9年)頃
制作 - 三代目法橋 原舟月、1893年(明治26年)
制作 - 松雲斎徳山、1848年嘉永元年)
劣化が進んだため、2017年から一年がかりで修繕が行われた[3]
制作 - 大沢銀之丞、1905年(明治38年)
制作 - 不明、明治初期頃
制作 - 中野瓣吉ほか、昭和初期頃
制作 - 不明、1874年(明治7年)頃

脚注

注釈

  1. ^ 万町各町は三国志の人形を制作したが、のち日清戦争の影響で作り直した[2]。一丁目と二丁目は日本神話、三丁目は太閤秀吉だったが、秀吉は騎乗のため人形が小さく見え、素盞嗚尊に替えた[2]
  2. ^ 2006年以前は5年に1度の開催だった。

参考文献

  • 栃木市教育委員会『とちぎガイドブック』栃木市教育委員会、2014年3月25日。 
  • 栃木市史編さん委員会『栃木市史 民俗編』栃木市、1979年3月31日。 

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