超高速取引
別名:超高速取り引き、超高速取引き、アルゴリズム取引、HFT
英語:High-frequency trading
自動プログラムで株の高速売買を繰り返す取引きシステム。あらかじめコンピュータのプログラムに取引きの手順を組み込んでおき、そのプログラムに従って自動で売買を行うもの。特に小口の注文をミリ秒単位で頻繁に出すものが超高速取引と呼ばれる。
特に欧米のヘッジファンドが用いる取引手法で、株価から原油先物までその対象は幅広い。売買の注文状況に合わせた取引きや、より有利な条件で売買できるものを自動的に選出する。統計的な情報を参考に頻繁に取引きを行う。超高速取引はヘッジファンドなどの専門的な事業者以外の一般投資家や個人が対応できるシステムではないとされており、個人投資家などの収益を奪う可能性が懸念されている。
2011年6月26日の日本経済新聞の記事によると、超高速取引を行う投資家は欧米を中心に100~200社程度あるとされており、日本の市場でもその存在感を次第に強めている。2011年時点で、東証でも超高速取引は売買総額の3分の1を占めるようになった。
2013年5月下旬に生じた日経平均株価をはじめとする株式市場の乱高下の原因の一つだとされている。麻生太郎財務大臣は28日の閣議後の記者会見で、超高速取引が一連の株価の乱高下の一因だとの考えを示した。
関連サイト:
超高速売買、ミリ秒の攻防 株価乱高下の要因にも - 日本経済新聞
ちょうこうそく‐とりひき〔テウカウソク‐〕【超高速取引】
読み方:ちょうこうそくとりひき
超高速取引
別名:超高速売買,超高頻度売買,ハイフリークエンシートレード,ハイフリークエンシートレーディング
【英】HFT, High Frequency Trade, High Frequency Trading
超高速取引とは、コンピュータプログラムを駆使した金融取引のうち、ミリ秒単位で小口の取引きを大量に行い、わずかな利ざやを大量に積み上げることで儲けを得ようとする取引手法のことである。
超高速取引はコンピュータが自律的に取引を行うシステムである。そのため「アルゴリズム取引」の一種であると言える。アルゴリズム取引は市場の動向などを分析して注文を決定するシステムであり、多くの場合は取引も高速であるが、とりわけ小口取引の超高速売買に特化したシステムが特に超高速取引と呼ばれている。
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