ぞろ目の例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/15 08:21 UTC 版)
紙幣の番号などがこのぞろ目(特に1・3・7)だと、コレクターにとっては価値が高いとされ、額面以上の値段で取引される。これに関して2004年に日本銀行券のデザインが変更された際、日本銀行の一部支店で職員による、ぞろ目番号の抜き取りが行われていたことが発覚した。また、郵便局の消印が元号表記であるため、「平成22.2.22」といったぞろ目になる日に記念押印する場合がある。 電話番号や自動車のナンバープレートのぞろ目も珍重され、オークションの対象にもなっている。とくに中華系の社会では8が幸運を呼ぶ数字とされているため、8が連続した番号は場合によっては家1軒が買えるほどの額で取引されている。テレホンショッピングのような電話番号が重要な商売にあっても、1111など覚えやすい番号を含む電話番号を必要とするため、たまたまそのような番号になった家庭に番号買い取りを交渉することがある。日本ではナンバープレートのぞろ目は特定の数字が抽選の対象になる。 サイコロを用いるモノポリーやバックギャモンなどのゲームでは、ぞろ目になると特殊なルールを用いる場合がある。 インターネット上では、ウェブページの訪問者数を計測するカウンターの数が10000などの数やぞろ目になることを「キリ番」(キリの良い番号の略)といい、幸運な数字として扱われることもある。サイトによっては、管理者に申請するとプレゼントがもらえることもある。 ニフティサーブのフォーラムの会議室(特に壁会議室)では、これらの番号を取る者のことを「外道」と呼び、その度合いの強さを測るソフトウェア(「外道ベンチ」)が存在した。 競馬や競輪では、同じ枠番号同士の馬が1着と2着を占めたとき、ぞろ目の枠連(枠番連勝)という。
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