その他フラットを防止する装置・効果
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/26 08:24 UTC 版)
「フラット防止装置」の記事における「その他フラットを防止する装置・効果」の解説
フラット検出器特に雨天でのブレーキ時や危険回避時の非常ブレーキ時などで、車輪の表面(踏面)に発生した傷は、走行中の不快な音や振動の原因となる。そこでフラット検出器を営業線に設置し、不快な音や振動の発生する車両を特定して、その車輪表面(踏面)を車輪転削装置や踏面修正用の制輪子を使用し、速やかに元の形状に削正している。 砂撒き装置 セラミック噴射装置この装置はきわめて少量のセラミック(酸化アルミニウム)の粒子を高速で踏面・レール頭部間に正確に噴射供給することによって粘着係数を増す事ができ、高速域での制動機会が多い新幹線や、在来線の130 km/h運転、またはそれ以上の速度域での制動距離の短縮に高い効果がある。 踏面清掃装置車輪の踏面に付着したゴミ等の汚れがレールとの摩擦力低下、ひいてはタイヤフラット発生の要因の一つであるため、制動時に踏面の清掃をして摩擦力の低下を防止する装置。機構的には小型のエアシリンダーと小型の清掃用のシューからなり、空気ブレーキがかけられるとエアシリンダーによってシューが車輪踏面に押し付けられて踏面の汚れを除去する。踏面の清掃手段を持たないディスクブレーキ装備車に採用されたが、機構的には小型の踏面ブレーキともいえるため、近年の車両では一つの台車にディスクブレーキと踏面ブレーキの両方を装備して本装置の代わりとしている場合が多い。
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