その他の符号及び記号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/25 02:35 UTC 版)
「ISO 80000-2」の記事における「その他の符号及び記号」の解説
番号記号意味備考2-7.1 a = b aは b と等しい その等式が恒等関係であることを強調する場合は記号 ≡ が使用される。 2-7.2 a ≠ b a は b と等しくない 否定記号は垂直に書くことができる。 2-7.3 a := b a は b と等しいと定義されている 例: p := mv(p は運動量、m は質量、v は速度)記号 =defや ≝ も使用される。 2-7.4 a ≙ b a は b に相当する (corresponds to) 例: E = kT のとき、 1 eV ≙ 11 604.5 K地図上の1 cmが10 kmに相当するとき、1 cm ≙ 10 km相当は対称的ではない。 2-7.5 a ≈ b a は b と近似的に等しい (approximately equal to) 近似においてどのくらい違いを容認するかは文脈による。等しい場合も除外されない。 2-7.6 a ≃ b a は b と漸近的に等しい (asymptotically equal to) 2-7.7 a ∼ b a は b に比例している (proportional to) 記号 ∼ は同値関係にも使われる。a ∝ b の表記も使われる。 2-7.8 M ≃ N M と N は合同である (congruent to)、M と N は同型である(isomorphic) M と N は点集合。この記号は数学的構造の同型にも使われる。 2.7-9 a < b a は b より小さい 2.7-10 a > b a は b より大きい 2.7-11 a ≤ b a は b より小さいか等しい(以下) 記号 ≦ も使われる。 2.7-12 a ≥ b a は b より大きいか等しい(以上) 記号 ≧ も使われる。 2.7-13 a ≪ b a は b よりとても小さい どれくらい小さいかは文脈による。 2.7-14 a ≫ b a は b よりとても大きい どれくらい大きいかは文脈による。 2.7-15 ∞ 無限 この記号は数を表してはいないが、極限を扱う種々の表現の一部としてよく使われる。 2.7-16 x → a x は a に近づく (tends to) この記号は極限を扱う種々の表現の一部としてよく使われる。a は ∞, +∞, −∞ の場合もある。 2.7-17 m | n m は n を割り切る m, nが整数のとき、∃k∈Z m·k = n 2.7-18 n ≡ k mod m n と k が m を法として合同である n, k, m が整数のとき、m | (n − k) 2-7.19 (a + b)[a + b]{a + b}⟨a + b⟩ 丸括弧 (parentheses)角括弧 (square brackets)波括弧 (braces)山括弧 (angle brackets) 角括弧・波括弧・山括弧が特定の分野では特別の意味を持つため、その分野では丸括弧だけを使用することが勧奨される。曖昧さのない限り、括弧は入れ子にすることができる。
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