その他の競馬場
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/05 09:50 UTC 版)
樺太の競馬がもっとも盛んだった1929年(昭和4年)から1931年(昭和6年)ごろには、後に公認競馬場になった8か所の競馬場のほかに、本斗町や落合町でも小規模な競馬場がつくられ、その他の町や小さな村、部落でも馬券を発売して競馬が行われていた。野田郡野田町、本斗郡内幌村、真岡郡清水村、敷香郡内路村、敷香郡泊岸村新問、泊居郡久春内村、豊栄郡豊北村小沼、元泊郡元泊村、豊原町唐松部落、豊原町並川部落などで競馬が行われていたことが新聞報道で確認できる。 樺太競馬規則が施行された1932年(昭和7年)以降は、馬券を発売して競馬が開催されるのは8か所の公認競馬場だけになったが、馬券発売を伴わない神社祭礼の余興としての競馬には規制がないので1932年の落合競馬場は馬券を売らず神社の祭礼競馬として開催するが不人気だったという。久春内村は小さい村にも関わらず樺太では早期に競馬場が開設され樺太庁の補助金競馬場になっている。久春内村の競馬場では1932年施行の公認競馬場から外れて馬券が発売できなくなっても神社祭礼競馬として継続され1933年(昭和8年)9月には第25回競馬を開催している。
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