その他、ムスリムが少数派の国の出身者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/06 00:41 UTC 版)
「日本のイスラム社会」の記事における「その他、ムスリムが少数派の国の出身者」の解説
これらの国は、本国内ではムスリムは少数派であるが、訪日者の日本国内のイスラム社会に占める位置が比較的大きいことから、いくつかの国家を取り上げる。 (3)出身国 訪日者数 宗派、学派 本国におけるムスリム比率主な使用言語、備考 中国 519,561人 ハナフィー派 1.6% 中国語(回族)。ウイグル語(ウイグル族)。本国のイスラム教徒比率は微々たるものだが、来日者の絶対人口が多く、かつ、回族の比較的多い都市部や東北地方、華北の出身者が多いため、日本国内の来日中国人におけるムスリム人口(ムスリムが多数派を占める少数民族の人口)は少なくない。回族約3,500人。ウイグル族約700人。 スリランカ 9,013人 シャーフィー派 8.5% タミル語。本国のムスリム比率は高くないが、日本国内のイスラム社会においては大きな位置を占めており、モスクの運営や、ムスリムの指導、イスラム食品の流通に当たる者が多い。また、日本国内のいくつかのモスクでは多数派を占める。来日者に占める正確なムスリム人口は不明だが、訪日スリランカ人の50%〜60%を占めるのではないかと言われている。 インド 16,988人 ハナフィー派、シャーフィー派 13.4% ウルドゥー語他。日本のイスラム社会の最初期にモスクの建設やイスラム社会の運営に携わったものが多く存在していた。訪日者数、本国のイスラム教徒比率ともに多いが、正確なムスリム人口は不明。 ナイジェリア 2,389人 マーリキ派 50.4% ハウサ語他。キリスト教徒など非ムスリムも多いが、本国のムスリム比率は半数を上回る。アフリカ大陸の国家の中では最大の訪日者数を持つ。ムスリム人口は不明。 ロシア 7,110人 ハナフィー派、12イマーム派 11.7% タタール語アゼルバイジャン語他。日本のイスラム社会の最初期にモスクの建設やイスラム社会の運営に携わったものが多く存在した。訪日者におけるムスリム人口は不明。
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