ストーカー【stalker】
読み方:すとーかー
《忍び寄る者の意》自分が一方的に関心を抱いた相手にしつこくつきまとう人物。待ち伏せ・尾行・手紙や、昼夜をかまわないでファクス・メール・電話などの行為を執拗(しつよう)に繰り返す。→ストーカー規制法
ストーカー【stoker】
ストーカー(すとーかー)
相手に一方的な恋愛感情その他の特別な関心を抱き、加えて相手も自分に関心をもっているという妄想に駆られ、しつこく他人をつけ回してさまざまな被害を与える。ストーカーは、尾行、待ち伏せ、迷惑電話など被害者に精神的・肉体的な苦痛を負わせるほか、傷害や殺人など重大な犯罪にまで発展するケースもある。
ストーカー行為の対象として、(1)別れた恋人や配偶者、(2)芸能人など直接は面識のない有名人、(3)知り合い程度のほとんど面識のない人(ささいな行為が誇張された好意として受け取られる)、が狙われやすいと言われている。
アメリカでは、連邦法や州の法律として、はやくからストーキング防止法が制定されている。対して日本では、民事不介入の原則を盾にするなど、ストーカー被害者への警察の対応は不十分だった。しかし、「ストーカー被害者の会」が発足するなどストーカー被害の意識が高まり、2000年5月18日にようやく「ストーカー行為規制法」が成立した。
ストーカー行為規制法では、特定の人物に対する恋愛感情や、それが満たされなかった場合の怨恨感情を満たす目的でつきまといなどを反復することをストーカー行為と定義している。さらに、ストーカーに対し、最高で懲役1年または罰金100万円を科すことができる。
(2000.04.08更新)
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