さまざまなタイムカプセル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/23 16:48 UTC 版)
「タイムカプセル」の記事における「さまざまなタイムカプセル」の解説
以後、地中に埋められたタイムカプセルは枚挙に暇がないが、宇宙に放たれた(広い意味での)「タイムカプセル」もある。パイオニア10号・11号に取り付けられた金属板、およびボイジャー計画にともなう金のレコードは遠い未来に地球外知的生命体に発見させ、内容が解読されることを期待して設置された。 打ち上げが予定されているKEO衛星は未来人に宛てた人々のメッセージが集められたDVDおよびDVDプレーヤーの組み立て方説明書を収容したもので、フランスの芸術家・科学者であるジャン=マルク・フィリップが発案し、ユネスコ・ハチソン・ワンポア・欧州宇宙機関により後援されており、50,000年後に地球に戻る予定だが技術面などの問題から度々延期されながら未だ打ち上げされず、現時点では中止などの発表がない。 現代では、企業が自社ビルを建築する際に、礎石として箱型の「定礎箱」を埋め込み、建物の図面・定礎式当日の新聞・出資者名簿・従業員名簿などの記念品を収めることもある。 星新一のSF小説の『おみやげ』では、人類が登場する以前の時代に地球に降り立った宇宙人が、後に誕生する人類の繁栄を助けるのに必要な様々な知識のつまった物を銀色の卵に入れて地球を去った。その後、人類が誕生して文明が起こることにより、今日にいたる繁栄を築いたが、卵自体は存在が知られないまま核実験が行われたことにより全てが焼失した。
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