さまざまなジャンピング・スティルト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/26 07:55 UTC 版)
「ジャンピング・スティルト」の記事における「さまざまなジャンピング・スティルト」の解説
市販されているもの以外に、クイックウォーカー (Quickwalker)、バイオニックブーツ (Bionic Boots)、エアホッパー (Airhopper)、エアトレック (AirTrek)、スプリングウォーカー (SpringWalker) など、さまざまな形状と方式のものが登場している。なお、ドクター中松が発明したピョンピョンシューズは形状が竹馬と異なることからジャンピングシューズに分類され、一般にスティルト(西洋竹馬)の一種とは考えられていない。 シリンダー駆動方式のエアホッパーのブレード部分にインラインスケートの車輪(ウィール)を取り付けた形状のものは、漫画『エア・ギア』に登場する、ジャンプと派手なエアの演技が可能なインラインスケート、エアトレックのような演技を可能にするため、そのままエアトレックと呼ばれる。容易にスピードと高さが得られるが、着地に失敗したときのリスクが高すぎるとして、市販は見送られている。 旧ソビエトで軍用に研究・開発されていたディーゼルエンジンを直接人間の足に装着する形態をとるクイックウォーカーは、走ることに特化したタイプと言える。楽に速く走れて疲れが溜まりにくい利点はあるものの、容易に立ち止まれなければ物陰から飛び出して敵が浴びせる銃弾の餌食になる、などの理由から、採用されていない。Russian Rocket Boots と題してロシアやアメリカのテレビメディアで紹介されたことがある。 動力付きで5メートル以上の高さまでジャンプできるものも幾つか試作されているが、無動力タイプと違って大きな加速度を伴う衝撃が身体に加わるものもある。頑丈な骨格を持たない人が用いると椎間板ヘルニアなどの故障が発生しやすいため、市販が見合わされている。パワードスーツと組み合わせて身体に加わる力を機械的に緩和しながら、身体運動能力や機動力をアップさせることも検討されている。また、手に同様のものを装着して演技に幅を持たせる工夫も見られるが、足と同程度の力を腕で発揮する必要があるため、よほど腕力に自信がある人以外は使いこなすことが難しく、普及に至っていない。
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