研究開発校(けんきゅうかいはつこう)
特定の教育課題について実践的な研究開発を行うことが認められた学校のこと。希望する学校の申請に基づき、文部科学省が指定する。特定教育重点校ともいう。
研究開発校に指定されると、研究課題を実施するための特別な予算が計上される。正規の授業時間を利用し、教師や児童・生徒などが実践的に特定の課題に取り組むことで、その結果次第では、将来の教育制度に取り入れることができるかどうかの判断材料とされる。つまり、特定の研究課題について新しいカリキュラムを開発できるかどうかを試すものだ。
これまで、英語教育を重点的に行う「スーパー・イングリッシュ・ランゲージ・ハイスクール(SELH)」や数学や理科などの教育を重点的に行う「スーパー・サイエンス・ハイスクール(SSH)」などの例がある。
文部科学省は、2003年度のSELHに35の高校を指定した。指定校では、一部の教科を英語で行ったり、海外の高校と交換留学などの交流をしたりして、英語教育のあり方について実践的な研究をするという。今回の指定は、前年度の18校に続くもので、文部科学省は2005年度までにSELHを100校まで増やす方針を示している。
(2003.04.04更新)
- けんきゅうかいはつこうのページへのリンク