かんきょうきじゅんとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 人文 > 概念 > 基準 > かんきょうきじゅんの意味・解説 

かんきょう‐きじゅん〔クワンキヤウ‐〕【環境基準】

読み方:かんきょうきじゅん

環境基本法基づいて大気汚染水質汚濁騒音などから人の健康を守り生活環境保全するために設けられ環境上の基準


環境基準 (かんきょうきじゅん)

 人の健康を保護し生活環境保全する上で維持されることが望ましい基準。国や地方公共団体公害対策進めていく上で行政上の目標として定められるものであり、直接工場等のばい煙排水騒音発生規制する規制基準とは異なる。現在は、大気汚染水質汚濁土壌汚染騒音について定められている。また、国民の健康を適切に保護できる、十分に安全性見込んだ水準定められていることから、この基準超えたからといって、すぐに健康に悪い影響表れるというものではない。なお、水質係る環境基準には、「人の健康の保護に関する環境基準」「生活環境の保全に関する環境基準」、騒音係る環境基準には「騒音係る環境基準」「新幹線鉄道騒音係る環境基準」「航空機騒音係る環境基準」がある。

環境基準

読み方: かんきょうきじゅん
【英】: environmental quality standards

1967 年昭和 42 年8 月制定され公害対策基本法によると、環境基準とは、大気汚染水質汚濁土壌汚染および騒音にかかわる環境上の条件について、それぞれ人の健康を保護し、および生活環境保全するうえで維持されることが望ましい基準としている。
現在までにわが国設定されている環境基準は、大気汚染水質汚濁騒音航空機騒音並びに新幹線鉄道騒音にかかわる環境基準などがある。大気汚染にかかわる環境基準としては二酸化硫黄硫黄酸化物)、二酸化窒素窒素酸化物)、一酸化炭素浮遊粒子状物質および光化学オキシダントがある。
1973 年 5 月閣議決定された二酸化硫黄の環境基準は 1 時間値1 日平均が 0.04ppm 以下で、かつ、1 時間値が 0.1ppm 以下となっており、この基準維持、または原則として 5 年以内達成することと規定されている。また、水質汚濁にかかわる環境基準としては、人の健康の保護にかかわるものと、生活環境保全に関するものとに分けてそれぞれ設定されている。人の健康保に関するものとしてはカドミウムシアンなどの 9 項目について、全公共水域一律に適用するものとして設定されている。一方生活環境保全に関するものとしては、公共水域類型ごとに水素イオン濃度や、BOD生物化学的酸素要求量)など 5 項目の基準値設定されている。このような環境基準は、排出などの規制土地利用施設設置規制など個々公害対策実施当たって行政上の目標となる性格のものである

環境基準(かんきょうきじゅん)

環境基本法において政府定めこととされている人の健康を保護し生活環境保全する上で維持されることが望ましい環境の質の基準公害対策基本法定められた、各用途別大気質水質などの共用される限界汚染物質ごとに示した数値基準




かんきょうきじゅんと同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「かんきょうきじゅん」の関連用語

1
環境基準 デジタル大辞泉
100% |||||



かんきょうきじゅんのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



かんきょうきじゅんのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
環境省環境省
Copyright © 2024 Kankyosho All rights reserved.
JOGMECJOGMEC
Global Disclaimer(免責事項)
本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)石油・天然ガス調査グループが信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、 機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。 また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。 したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。 なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。
※Copyright (c) 2024 Japan Oil, Gas and Metals National Corporation. All Rights Reserved.
このホームページに掲載されている記事・写真・図表などの無断転載を禁じます。
建機プロ建機プロ
Copyright (c) 2024 SHIN CATERPILLAR MITSUBISHI LTD.All rights reserved.
キャタピラージャパン建機プロ -次世代の砕石業研究会-

©2024 GRAS Group, Inc.RSS