かた‐ぶ・く【▽傾く】
読み方:かたぶく
[動カ四]
1 「かたむく1」に同じ。
「大匠(おほたくみ)拙劣(をぢな)みこそ隅(すみ)—・けれ」〈記・下・歌謡一〇六〉
2 「かたむく2」に同じ。
3 「かたむく3」に同じ。
「帝(みかど)畏(かしこ)しと申せども、臣下のあまたにしてかたぶけ奉るときは—・き給ふものなり」〈大鏡・後一条院〉
4 「かたむく4」に同じ。
5 《首がかたむく状態になるというところから》不審に思う。疑う。また、非難する。
「この匠(たくみ)が申すことは何事ぞと—・きをり」〈竹取〉
[動カ下二]
1 「かたむける1」に同じ。
「傘(からかさ)をさしたるに、…横さまに雪を吹きかくれば、少し—・けて」〈枕・二四七〉
2 器を斜めにして中の物を出す。
3 「かたむける3」に同じ。
4 「かたむける4」に同じ。
「なにとか、なにとか、と耳を—・けて問ふに」〈枕・九〇〉
5 「かたむける5」に同じ。
かたぶく
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