おきひき。たけだしとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 隠語辞典 > おきひき。たけだしの意味・解説 

焚出

読み方:おきひき。たけだし,たけだしたげだし

  1. 実に横着やり方で、客の袂へ煙草吸殼投げ込み着物焦げ出して狼狽した隙を見計つて失敬する火事泥よりも始末悪い奴
  2. 之は犯罪者の掻浚ひと同じで、銀行郵便局等で預金者が窓の側などに置く金品を浚つて逃げるものである。そして相手注意力転換させる為めには話しかけたり、足を踏んだり、甚しいのになると袂の中へ煙草の吹殻やマツチ燃えさしなどを入れるものがあり、此の場合多くダチ使ふのである時には単独でやるのもある。「タケダシ」とも云ふ。
  3. 煙草吸殻目的人物の着物や袖などに投込み狼狽してゐる隙に乗じて金品掏り取ること。〔掏摸〕 「たきだし」の音訛。
  4. 被害者注意を、煙草などでそらし他の者が掏る。〔掏摸
  5. すり(掏摸手口一種。「たきだし」の訛つたもので、被害者の袂、ポケツトに煙草吸殻入れ慌てて注意欠いている間にすり盗るころから。〔す〕
  6. たきだし」(※「たきだし」)と同じ。

分類 す/犯罪掏摸掏摸犯罪者犯罪


置引

読み方:おきひき,おきひき。たけだし

  1. 店頭ニアル品ヲ二人腰掛ケナカラ窃取スルコトヲ云フ。〔第一類 言語及ヒ動作之部・岡山県
  2. 本類「おき」(※「おき」)同意。〔第三類 犯罪行為
  3. 銀行郵便局などにて人の油断乗じ金銭を奪ひ一目散に逃走する慣用とする盗賊刑事の用語。
  4. とばおい(※「とばおい」)を見よ。〔犯罪語〕
  5. 〔犯〕置差のこと、其項(※「おきさし」)参照
  6. 前に掏摸のところで記したものと同じで之に「オキ」「オキヒキ」「ケレンオキ」「カルクル」「コロオキ」「ボツカブセ」等の種類と名称がある。
  7. 置引は前に述べた通りで、又「置替」とも云ふ。
  8. 之は犯罪者の掻浚ひと同じで、銀行郵便局等で預金者が窓の側などに置く金品を浚つて逃げるものである。そして相手注意力転換させる為めには話しかけたり、足を踏んだり、甚しいのになると袂の中へ煙草の吹殻やマツチ燃えさしなどを入れるものがあり、此の場合多くダチ使ふのである時には単独でやるのもある。「タケダシ」とも云ふ。
  9. 郵便局銀行等で人の金を奪つて逃る盗人
  10. 「おき(※「おき」)、おきかえ」等に同じ。同項参照
  11. 停車場待合室会社銀行等にて他人の鞄、包物類を窃取するを云ふ。「おき、おきかえおきしき」等に同じ。
  12. 汽車停車場其の他待合室油断させて荷物を盗む。大阪 強窃盗仲間
  13. 銀行会社、駅、停車場待合室荷物を盗む。〔一般犯罪
  14. 置いてある品物かっぱらうこと。〔掏摸
  15. 「おき」(※「おき」)に同じ。

分類 刑事岡山県強窃盗強窃盗仲間掏摸掏摸犯罪者、犯、犯罪犯罪

隠語大辞典は、明治以降の隠語解説文献や辞典、関係記事などをオリジナルのまま収録しているため、不適切な項目が含れていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

おきひき。たけだしのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



おきひき。たけだしのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
皓星社皓星社
Copyright (C) 2025 株式会社皓星社 All rights reserved.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS