とばおひ
- 詐欺賭博犯-其他一般詐欺行為ノ意。〔第三類 犯罪行為〕
- 掏摸従犯者。〔第二類 人物風俗〕
- 仲間のスリの手先になる事。〔掏〕
- 掏摸の手先になる者。被害者の視線を遮ぎるため共犯者がその補助をすること。「とばかぶせる」ともいふ。〔掏摸〕 或は詐欺賭博及その犯人。
- スリの手先になる者。被害者の視線を遮ぎるため共犯者がその補助をすることをいう。「とばかぶせる」ともいう。
分類 掏摸
トバオイ
- こいつはダチの仕事で、駅の待合室などで、荷物を側にをいてゐる人の所へ行つて「一寸恐れいりやんす煙草のお火を……」と話しかけ、品物と客の間に腰下すか、荷物が大きければ品物が左にある場合は客の右、右なれば左へ腰を下し、それから悠々と話しこんで気分をそれさせ機運が熟して他の一人がまんまと失敬する。これを一名置引と云つて、銀行、郵便局等にまで出没する。
- 駅の待合などで人に話をしかけて懇意になり、話に油が乗つて居る時に仲間が被害者の携帯品を持ち逃げる方法をいふ。置引ともいふ。〔犯罪語〕
- 停車場の待合室などで馴々しく話しかけて油断をさせ、その隙に仲間の者に仕事をさせる方法のことをいふ。置引ともいふ。
- 被害者に話しかけて、或いは煙草の火を貰い又は突きあたる方法でする犯罪。あるいは、その共犯者。〔一般犯罪〕
- 二人共犯で駅待合室などで一人が煙草の火をかりる風をして被害者に近付き話込む隙に他の一名が機を見て鞄等持去る盗犯手口。どばおい(駑馬追い)。ど馬は「のろい馬」のこと、被害者をのろ馬と揶揄したもの。〔盗〕
トバヲイ
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