えちぜん鉄道への直通運転
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「福井鉄道F1000形電車」の記事における「えちぜん鉄道への直通運転」の解説
2016年3月27日、福井鉄道福武線とえちぜん鉄道三国芦原線の相互直通運転が開始された(フェニックス田原町ライン)。直通列車には、福井鉄道側は本形式を充当。一方、えちぜん鉄道側は相互直通運転にあわせて超低床電車L形(愛称「ki-bo」)を導入した。L形は本形式と同じ新潟トランシス製の超低床電車で、基本性能は同一。導入後はメンテナンスにおいて福井鉄道・えちぜん鉄道両社間で部品の相互融通などが行われる。 相互直通運転開始当初の時点においては、えちぜん鉄道への直通運転に投入されたのは本形式のうち第1編成と第2編成のみで、直通運転開始1週間前に導入された第3編成については用いない予定とされていた。本形式の車両検査時などに代車として用いられる予備車には770形が充てられたが、同形式は本形式よりも定員が少なく(定員90人で、えちぜん鉄道L形の定員100人よりも少ない)、実際の運行では利用客が乗りきれないことがあった。対策として、第3編成についても直通運転対応とする改良計画が立てられ、第4編成導入までに3編成すべてが直通運転対応となった。 第4編成も直通運転未対応で導入されたが、予備車として残る770形について、定員の問題に加えて乗降口にステップが存在するために高齢者や身体障害者から改善を求める声が絶えなかったため、第4編成にもあとから直通運転対応改造が施工された。その結果、2017年(平成29年)9月上旬より770形が運用から外れ直通列車はすべて本形式ないしえちぜん鉄道L形という超低床電車による運転となった。
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