えちぜん鉄道との相互乗り入れ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 19:52 UTC 版)
「福井鉄道福武線」の記事における「えちぜん鉄道との相互乗り入れ」の解説
福武線は、えちぜん鉄道三国芦原線との相互乗り入れが両社や福井市によって計画され、2013年度より工事が開始された。乗り入れの目的は福井市を核とし鯖江市・越前市・坂井市・あわら市の交通のネットワークの形成であり、利便性を高めるためである。 相互乗り入れ開始までは、田原町駅はえちぜん鉄道三国芦原線と福武線の共用駅となっているが、線路が繋がっていなかったため直通運転は不可能だった。 なおえちぜん鉄道との相互乗り入れ計画開始当初は、直通区間を福井市内で完結する形態となる、福武線の浅水駅 - 鷲塚針原駅間で福井鉄道車両のみの片乗り入れとする計画であったが、福井鉄道側の施設面やダイヤ面および旅客の利便性を向上させる目的から、当初計画を変更し、起点の越前武生駅からの直通およびえちぜん鉄道側も車両を用意しての相互直通運転とした。一方で、えちぜん鉄道側は、相互直通列車の折返し駅は当初の計画通り鷲塚針原駅のまま(ただし厳密には一度西長田駅〈現在の西長田ゆりの里駅〉までの直通に計画変更をしたものの、再度の計画変更で当初計画に戻った)としたため、えちぜん鉄道直通列車はあわら湯のまち・三国港方面には設定されていない。 2016年3月27日から、えちぜん鉄道三国芦原線との相互乗り入れが開始された。福井鉄道からはF1000形『フクラム』がえちぜん鉄道に乗り入れる。 駅前線の延長によって所要時間が延びることから、その対策として、福井城址大名町駅を2回も通ることなく駅前線に乗り入れできるよう、大名町交差点の分岐部分から幸橋方面に短絡線を新設する、いわゆるデルタ線化も検討されている。
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