『王妃マリー・アントワネット』関連
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/07 14:03 UTC 版)
「首飾り事件」の記事における「『王妃マリー・アントワネット』関連」の解説
日本では、遠藤周作が『王妃マリー・アントワネット』の中のエピソードとして、この事件について書いている。 東宝が2006年に、この作品を原作として、ミヒャエル・クンツェ脚本・歌詞、シルヴェスター・リーヴァイ作曲のミュージカル「マリー・アントワネット」を制作、帝国劇場で初演した。その中でもこの事件は重要なエピソードとなっている。また、2007年には、「A/L」という題で宝塚歌劇団の宙(そら)組の大和悠河がラブコメディーミュージカルで、上演している。 ここではカリオストロは錬金術師として描かれているものの、狂言回しという立場でもあり、明確に実際の登場人物としては描かれていない。また王妃の替え玉となったニコル・ド・オリヴァは、革命のために立ち上がった「マルグリット・アルノー」としており、「マリー・アントワネット」と同じ「M.A.」というイニシャルでありながら正反対の立場である女性として主役級の役として描かれている。作品中でこの事件は、宝石商シャルル・ベーマー、ロアン大司教、ラ・モット伯爵夫人、そしてニコル・ド・オリヴァ男爵夫人(劇中でのマルグリット・アルノー)の持つ七つの悪徳と、さらにマリー・アントワネット、オルレアン公、ボーマルシェを含めた七人という要素を、カリオストロが調合してこの事件に仕立てたという演出となっている。
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