『漢方診療の実際』とは? わかりやすく解説

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『漢方診療の実際』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/03/09 23:34 UTC 版)

清水藤太郎」の記事における「『漢方診療の実際』」の解説

藤太郎は、後世派一貫堂の矢数道明古方派大塚敬節折衷派浅田流の木村長久と、3年歳月をかけ毎月各自分担原稿持ち寄って互いに推敲重ね1941年10月に『漢方診療の実際』(南山堂)を刊行する藤太郎の分担は、漢方薬物解各論漢方術語解などであった本書は、漢方専門用語はなるべく用いず各論当時南山堂から出版されていた『内科診療実際』に準じて病名中心に書くよう南山堂から要望されていた。このため現代医学修めた医師であれば漢方用語が分からなくても理解できたので広く読まれ、版を重ねた後、1954年昭和29年)に大幅改訂され、更に1969年には西洋医学的な新知見も加えて漢方診療医典』として発行された。『漢方診療の実際』の初版は、今日の日本で「はじめて現代医学病名による漢方治療の大綱整理したもの」として評価がされており、また、中国でも受け入れられ翻訳本10万数部が発行されている他、韓国語フランス語ドイツ語にも翻訳され、これらの国で東洋医学再認識されるきっかけともなった

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『漢方診療の実際』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/30 16:14 UTC 版)

矢数道明」の記事における「『漢方診療の実際』」の解説

後世派一貫堂の矢数道明古方派大塚敬節折衷派浅田流の木村長久薬学清水藤太郎は、3年歳月をかけ毎月各自分担原稿持ち寄って互いに推敲重ね1941年10月に『漢方診療の実際』(南山堂)を刊行する本書は、漢方専門用語はなるべく用いず各論当時南山堂から出版されていた『内科診療実際』に準じて病名中心に書くよう南山堂から要望されていた。このため現代医学修めた医師であれば漢方用語が分からなくても理解できたので広く読まれ、版を重ねた後、1954年昭和29年)に大幅改訂され、更に1969年には西洋医学的な新知見も加えて漢方診療医典』として発行された。『漢方診療の実際』の初版は、今日の日本で「はじめて現代医学病名による漢方治療の大綱整理したもの」として評価がされており、また、中国でも受け入れられ翻訳本は9部以上が出版されている。

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