『パクった』騒動
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2006年、杉村太蔵がブログに掲載した自殺未遂の内容が自著の内容に酷似していたとして、吉野が怒ったことが話題となり、マスコミで「パクった」と報道され、直後の吉野の著書では杉村本人が寄稿文を寄せ釈明している。 他方で吉野の著書では以下のような点がある。 金持ちの同級生の後頭部に消しゴムをぶつけたりしたという話は、ビートたけしの著書に登場するエピソードである(その同級生の頭がデカいという部分も重複)。 金持ちの同級生の誕生日のときだけ美味しいものが出てくるからという理由でその同級生と仲良くなってその同級生の家に行ったという話、アーモンドチョコレートの存在を知らずにアーモンドチョコレートを食べて種が入ってるという話をした人がいたという話も、ビートたけしの著書に登場するエピソードである。 小学校時代に、最悪の犯罪が学校でウンコをすることだとして、同級生がウンコをしているときや漏らしたときのエピソードは、ビートたけしの著書に登場するエピソードである。 また、吉野がテキストのまえがきで書いたり、それをアレンジした著書(『オマエだけの言葉で話してみろよ』(2011年)16-17頁)の内容も、ビートたけしの著書に登場するエピソードである。 「中学のとき、担任からしょっちゅう『お前はうちの学校のゴミだ』って言われてたんだけど、その担任とこの前ばったり街中であったとき、『お前は私のホコリだ』ってほめられちゃった。『ゴミからホコリかよ。まあ、似たようなもんじゃねえの』とか言いそうになった」と述べているが、その話は島田紳助の話と同一である。 彼女と同棲していた際の、「彼女が『お弁当代ないんじゃないの』と言って金をくれようとしても、『昼飯は会社から出してくれるからいいよ』と断わった」というエピソードは、矢沢永吉の「女房には(中略)『お昼どうするの?』って聞かれると『いいからいいから、会社で給食みたいのが出るんだよ』」というエピソードと同様である。 大学受験を決意した際の、「勤め先の中古車屋に行った。そして平澤社長に、『オレ、大学受けます。勉強するんでやめさせてください』と言った」というエピソードは、矢沢永吉の「社長に言った。『オレは、実が歌がやりたくてこっちに来た。やめさせてくれ』」というエピソードと同様である。 上記の通り、矢沢永吉の著書『成りあがり』と同様のエピソードがあるが、吉野自身も「矢沢永吉じゃないが、結構成り上がってきたという思いはある」と、矢沢永吉を引き合いに出している。
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