『ダラス』および晩年
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「ジム・デイヴィス (俳優)」の記事における「『ダラス』および晩年」の解説
やや小さい役が続いた後、1978年、『ダラス』のユーイング家の家長ジョック・ユーイング役に配役された。 シーズン4の頃、多発性骨髄腫と診断されたが、可能な限り撮影を続行した。このシーズンでは着席のシーンが多く、声は弱く病気の影響が出ていた。シーズン後半では化学療法による脱毛を隠すためにカツラを着用していた。 シーズン4終盤にて、ジョックの開発業務と妻のミス・エリ―(バーバラ・ベル・ゲデス)との不和のストーリーは突如なくなった。デイヴィスが仕事を続けられなくなり、脚本家らはジョックとミス・エリ―は2度目の新婚旅行でヨーロッパに向かうことにした。エピソード「"New Beginnings"」において、デイヴィスの体調は非常に悪く、ジョックとミス・エリ―はリムジンでサウスフォークを出発したのがデイヴィスにとって唯一のシーンであり、最後の言葉が口の動きと台詞が異なり、吹替されていた。シーズン4で残り2話を残し、これがデイヴィスにとって最後の登場シーンとなり、 シーズン4放送中の1981年4月26日、合併症で亡くなった。 デイヴィスが亡くなる前から他の俳優による代役はたてないこととなった。また、亡くなった後もシーズン4最終回までオープニング・クレジットに名前と写真が残された。 デイヴィスが亡くなった後もシーズン5までジョック・ユーイングは生存していることになっていた。シーズン5において、ジョックとエリ―がヨーロッパからダラスに帰宅する途中、ユーイング・オイルの法的実務のためワシントンD.C.に立ち寄った。国務省はジョックに南米での石油掘削を依頼した。ジョックは世界恐慌の時代にテキサスで石油を掘り当てたことを思い返して期待を込めた。ジョックは南米に向かい、エリ―はダラスに戻ったが、家族は度々ジョックと電話で話すシーンがあった。1982年1月8日、エピソード「"The Search"」において、ジョックは南米からダラスに帰宅する途中にヘリコプターの事故で亡くなり、フラッシュバックで登場した。 デイヴィスが亡くなり、演じていたジョック・ユーイングが亡くなった後でも『ダラス』の中で想い出話として度々登場した。
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