「観光」という用語の登場とは? わかりやすく解説

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「観光」という用語の登場

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 00:13 UTC 版)

観光」の記事における「「観光」という用語の登場」の解説

古代中国書物である『易経』に「観国之光,利用賓于王(国の光を観る、用て王に賓たるに利し)」との一節があり、「観光」はこれを略した成句であるというのが定説である。したがって明治期西洋から輸入され多く概念和製漢語当てはめられ理解されていったのに対し観光という言葉そのもの起源東洋にあるということになる。 「観光」という用語の使用確認できる最も古いものは、1855年オランダから江戸幕府献上され洋式軍艦観光丸」である。誰がどのようにしてこの艦名をつけたのか明らかになっていないが、珍しさ誇らしさ表したり「国の威光海外に示す」という意味が込められていたと考えられるまた、明治時代初め米欧使節団率いた岩倉具視は、報告書である『米欧回覧実記冒頭に「観」「光」と揮毫している。岩倉は後に、東京奠都により衰退した京都経済再生一環として洋風迎賓館建てて外国賓客をもてなすことを政府献策している。なお、「観」という漢字には「示す」という意味もあり、「外国の要人に対して国の光を誇らかに示す」という意味も込められているとする説もある。 このほかに佐野藩藩校観光館」や国産品奨励目的として設立された「観光社」など固有名詞の中での使用例があるが、用語として広く普及したとは言い難い

※この「「観光」という用語の登場」の解説は、「観光」の解説の一部です。
「「観光」という用語の登場」を含む「観光」の記事については、「観光」の概要を参照ください。

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