「秘密の園」伝説とは? わかりやすく解説

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「秘密の園」伝説

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/19 15:02 UTC 版)

暗殺教団」の記事における「「秘密の園」伝説」の解説

「秘密の園」伝説は、アサシン教団伝説とは別にヨーロッパ伝えられ、のちに複合するうになる伝説である。伝説骨格次のようなものである山中楽園のような秘密の庭園を築いた老人が、里の若者連れてきてこの庭に遊ばせ秘密の調合して楽しませるそのうえで老人は、若者にある陰謀類するような使命与え、再び戻りたければその使命達成せよといって目的果たしていく。 下界では手に入り難い麻薬性薬物溺れさせるという点が重要なモチーフとなっている。この伝説はおそらくアラビア民話一つ考えられるが、ヨーロッパ伝えられたのもかなり古く13世紀初期リューベックアルノルトドイツ語版)やヴィトリーのジェイムズ(ジャック・ド・ヴィトリ(英語版))などがこの伝説について書き残している。このような中で老人が、十字軍に「山の老人」と呼ばれたラシード・ウッディーン・スィナーンと結びつけられ、「山の老人伝説となり、さらに十字軍によって伝えられ暗殺教団の話と複合されていく。こうして秘密の園をもつ教団とその指導者(=「山の老人」)、若者遊楽鍛錬、そして十字軍セルジューク朝などの要人暗殺指示、というような現在よく知られる形に近くなる。またニザール派城砦は主に山城であったため、いつしか「山の老人」はニザール派のフッジャ(指導者)と重なり、やがてはニザール派中心イラン北部アルボルズ山中アラムート城砦のハサネ・サッバーフその後継者たちと同一視されていったこの段階の複合示しているのがマルコ・ポーロ伝える「山の老人伝説である。これは「教団指導者「山の老人」が大麻によって若者眠らせて秘密のに連れこみ、歓楽極めさせる。そののち再び麻薬眠らせると彼は元のにいる。ここで園への帰還を望む若者老人への忠誠を誓わせて暗殺行わせる」というものである

※この「「秘密の園」伝説」の解説は、「暗殺教団」の解説の一部です。
「「秘密の園」伝説」を含む「暗殺教団」の記事については、「暗殺教団」の概要を参照ください。

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