「みの溜め」などの演出
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 02:16 UTC 版)
「クイズ$ミリオネア」の記事における「「みの溜め」などの演出」の解説
出題される問題が易しい序盤のうちは、どんなに解答者が迷ってもみのはすぐに正解の発表を行うが、後半の問題となり難しくなるにつれて正解の発表をあえて遅らせて解答者の動揺を誘う演出が行われる(問題の正解は「ファイナルアンサー」決定直後に知らされる)。これは通称「みの溜め」(この用語は番組内のナレーションでも用いられている)と呼ばれ、あとの問題になるほど溜める時間が長くなっていく。特に最終問題では流れ続けていたBGMが一旦止まり会場も静寂に包まれ、「みの溜め」の時間はより一層長くなる(放送中期頃まではこの演出は無し)。例外として序盤でも5問目以下の不正解による「0円退場」を宣告する場合や、解答者が自信のない解答を行った場合にもこの「みの溜め」が多く用いられる。また、生放送で進行する場合は放送の特性上CMを挟む部分があり、溜めたままCMに移行し明けてから発表という形式もあり、溜める時間はこれより長くなるパターンがある(2分以上)。 他国版では何問目であろうと司会者が溜めることがない国も見られる。この演出については、「日経エンタテインメント!」(日経BP社)の2006年10月号でのみのの発言によると「間がないと1時間もたない為、あえて間を作ってみたところイギリスから指導に来ていたプロデューサー3人が気に入ってくれて、あの形となった」とのこと。また、2014年2月にイギリスで放送された本家版の最終回の中においても、司会者が正解発表を溜める例で世界的にも顕著なバージョンとして、日本版の映像(2000年7月27日放送分、初めて1000万円獲得となったもの)が紹介された。前述のように、BGMが一旦止まって会場を静寂に包む演出についても、他国版にない日本独自のものである。 賞金100万円以降の問題では、ファイナルアンサーを宣言した直後にみのが「では、この○○○万円には戻れません[とはお別れです]」(もうドロップアウトできず、正解か不正解のどちらかであり、不正解で○○○万円を持って帰れないという意味)と言いながらドロップアウト分の小切手を破き棄てる演出もあり、「みの溜め」と共によく用いられた。
※この「「みの溜め」などの演出」の解説は、「クイズ$ミリオネア」の解説の一部です。
「「みの溜め」などの演出」を含む「クイズ$ミリオネア」の記事については、「クイズ$ミリオネア」の概要を参照ください。
- 「みの溜め」などの演出のページへのリンク