《縁》の正しい読み方
「縁」の正しい読み方
読み方は、「えにし」、「えん」、「ふち」、「ゆかり」、「よすが」、「よ(る)」がある。「縁」の意味解説
「えにし」は仏語であり、えんやつながりを意味する。特に男女間の関係についてに使われることが多い用語である。また特に、目に見えない関係を意図したい時に使用され、未来への関係性を表す時にも使われることがある。「えん」「ゆかり」「よすが」「よ(る)」は、「えにし」とほぼ同じ意味として使われることが多い。しかし男女間以外のことも含み、血縁的なもの、きっかけになるもの・こと、家族間関係などにも用いられる。加えて、特に「えん」は現在の状態に重きを置いて使われることが多い。また縁側を略して「えん」と使われることもある。仏語では、元々ある結果に基づく間接的な原因となるものを表すこととして使用されてきた。「ふち」は物の端の周囲の部分を表す。また、刀の柄口の金具部分を意味する場合にも用いられる。なぜ「縁」と読むのか・理由
縁(えん)があるという同じ意味をさす「えにし」「ゆかり」にもいつしか「縁」とう漢字が用いられるようになったと考えられている。また縁の元々の字は頭の大きな豚を描いた字であり、それに糸へんをつけて、布の端に垂れているふさを表している。このことからふさを表す場合にも用いられ、また端の意味としても使用されている。「よすが」は、拠り所にする、頼みの綱にする、てがかりなどという意味があり、「よ(る)」にもそばにいる、近くに行くなどの意味をさすことから、縁(えん)があるという漢字に引っ張られたのではないかと考えられる。「縁」の類語・用例・例文
類語は大きく2つに分けられる。1つ目は「えん」や「えにし」「ゆかり」の意味として使われる係り、結びつき、つながり、引っ掛かり、かかわり合い、間柄などである。2つ目は「ふち」「へり」の意味で使われる、際、端っこ、辺、側、端などである。用例として、「縁は異なもの味なもの」「縁(えん)の下の力持ち」などが挙げられる。例文として、「私は縁結びの神様にお参りに行った」「茶碗の縁が欠けていることに気づいた」という使い方が出来る。「縁」の英語用例・例文
「縁」の「えん」「えにし」「ゆかり」という意味でdestiny、fate、relation、chance、connection、karmaなどが挙げられる。「ふち」「へり」という意味でedge、brinkなどがある。用例としては、「You Are My Destiny/Paul Anka(君こそ我が運命/ポール アンカ)、例文として、「we are helpless in the face of destiny.(運命の前では私たちは無力です。)「the edge of a table(テーブルのへり)」などと使うことが出来る。- 《縁》の正しい読み方のページへのリンク