《月極》の正しい読み方
「月極」の正しい読み方
「月極」の正しい読み方は「つきぎめ」である。「げっきょく」や「げつごく」と読むのは誤りである。「月極」の意味解説
「月極」とは、1か月単位の契約のことを言う。月極駐車場という言葉から、駐車場の契約時のみに使用される言葉と誤解を招くが、契約の対象は限定されない。例えば、1か月単位でレンタカーや部屋を借りることも「月極」である。逆に、週単位で借りるウイクリーマンションや時間単位で駐車できるコインパーキングは「月極」ではない。さらに家賃を月払いする賃貸マンションにおいては、契約期間は年単位である事が多いため「月極」に該当しないことが多い。なぜ「月極」と読むのか・理由
「月極」を「つきぎめ」と読む理由については、「極」の字が関係している。現在「極」という字は「きょく」と読むことが一般的であったが、戦前までは、「極」は「きめる」とも読まれていた。「極」を「きめる」と読む場合は、約束するという意味があり、従って月単位の契約を意味する「月極」を「つきぎめ」と読むようになったのである。しかし、この読み方は戦後まもなく廃止され「極」を「きめる」と読むことを知っている人が少なくなった結果、「月極」は難読語となった。「月極」の類語・用例・例文
「月極」の類語としては、月単位の契約の際に使用される「マンスリー」という言葉がある。最近普及している定額制を指す「サブスクリプション」は月単位の契約が可能であるものもあるので類語といえる。一方「月例」や「月次」は毎月という意味はあるが、契約という意味はないので、類語ではない。「月極」の用例・例文としては「駅前が再開発されて、月極駐車場が整備されている。」「駅前近くの月極駐車場は、広くて数多くの車を駐車することが出来るが、実際に駐車している車は少ない。」「このコインパーキングには、月極契約されている区画があり、誤って駐車しないように注意が必要だ。」「このサプリメントの定期購入は月極で、解約する時は前月の25日までに連絡しなければならない。」「多くのスポーツジムでは月極となっており、契約は自動更新されていく。」「この分譲マンションの一室を、所有者から特別に月極で借りている」「高級ブランドバックを購入する余裕はないが、月極で借りることは可能だ。」等があげられている。「月極」の英語用例・例文
「月極」の英語表現としてby the monthがある。用例・例文としては「I rent a parking lot by the month(私は月極駐車場を借りている。)「I rent a room by the month(私は月極で部屋を借りている)」「Here we board by the month(ここは月極で下宿する。)」等があげられる。- 《月極》の正しい読み方のページへのリンク