2008年北京オリンピックのメダル受賞数一覧 2008年北京オリンピックのメダル受賞数一覧の概要

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2008年北京オリンピックのメダル受賞数一覧

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/03 03:13 UTC 版)

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このオリンピックには、204の国内オリンピック委員会に所属するおよそ11,028人の選手が、28競技302試合に出場した[1]

アフガニスタン[2]スーダン[3]タジキスタン[4]トーゴ[5]モーリシャス[6] は、今大会で初めてメダルを獲得した。 セルビアは、ユーゴスラビアセルビア・モンテネグロからの独立後としては初めて、メダルを獲得した[7]シンガポールは、イギリスの自治植民地時代の1960年にメダルを獲得したことはあるが、独立国家としては初めてメダルを獲得した。 モンゴルパナマ[8] は今大会で初めて金メダルを獲得した。 モンゴルはこれまで、金メダル無しでの銀・銅メダル獲得数最多記録を持っていた[9]

計86か国がメダルを獲得し、そのうち54か国は1個以上の金メダルを獲得した。

一覧表

男子トランポリン競技のメダル受賞者。金と銅が中国、銀はカナダが獲得。
国・地域
1 中国 (CHN)(開催国) 48 22 30 100
2 アメリカ合衆国 (USA) 36 39 37 112
3 ロシア (RUS) 24 13 23 60
4 イギリス (GBR) 19 13 19 51
5 ドイツ (GER) 16 11 14 41
6 オーストラリア (AUS) 14 15 17 46
7 韓国 (KOR) 13 11 8 32
8 日本 (JPN) 9 8 8 25
9 イタリア (ITA) 8 9 10 27
10 フランス (FRA) 7 16 20 43
11 オランダ (NED) 7 5 4 16
12 ウクライナ (UKR) 7 4 11 22
13 ケニア (KEN) 6 4 6 16
14 スペイン (ESP) 5 11 3 19
15 ジャマイカ (JAM) 5 4 2 11
16 ポーランド (POL) 4 5 2 11
17 エチオピア (ETH) 4 2 1 7
18 ルーマニア (ROU) 4 1 4 9
19 キューバ (CUB) 3 10 17 30
20 カナダ (CAN) 3 9 8 20
21 ハンガリー (HUN) 3 5 2 10
22 ノルウェー (NOR) 3 5 1 9
23 ブラジル (BRA) 3 4 10 17
24 ベラルーシ (BLR) 3 4 7 14
25 チェコ (CZE) 3 3 1 7
26 スロバキア (SVK) 3 3 0 6
27 ニュージーランド (NZL) 3 2 4 9
28 グルジア (GEO) 3 2 2 7
29 カザフスタン (KAZ) 2 3 4 9
30 デンマーク (DEN) 2 2 3 7
31 北朝鮮 (PRK) 2 2 2 6
タイ (THA) 2 2 2 6
33 モンゴル (MGL) 2 2 0 4
34 スイス (SUI) 2 1 4 7
35 アルゼンチン (ARG) 2 0 4 6
36 メキシコ (MEX) 2 0 2 4
37 ベルギー (BEL) 2 0 0 2
38 ジンバブエ (ZIM) 1 3 0 4
39 スロベニア (SLO) 1 2 2 5
40 アゼルバイジャン (AZE) 1 1 4 6
インドネシア (INA) 1 1 4 6
42 ブルガリア (BUL) 1 1 3 5
トルコ (TUR) 1 1 3 5
44 チャイニーズタイペイ (TPE) 1 1 2 4
フィンランド (FIN) 1 1 2 4
46 ラトビア (LAT) 1 1 1 3
47 ドミニカ共和国 (DOM) 1 1 0 2
エストニア (EST) 1 1 0 2
ポルトガル (POR) 1 1 0 2
トリニダード・トバゴ (TTO) 1 1 0 2
51 インド (IND) 1 0 2 3
52 イラン (IRI) 1 0 1 2
53 カメルーン (CMR) 1 0 0 1
パナマ (PAN) 1 0 0 1
チュニジア (TUN) 1 0 0 1
56 スウェーデン (SWE) 0 4 1 5
57 リトアニア (LTU) 0 3 2 5
ナイジェリア (NGR) 0 3 2 5
59 クロアチア (CRO) 0 2 3 5
60 コロンビア (COL) 0 2 1 3
ギリシャ (GRE) 0 2 1 3
62 アルメニア (ARM) 0 1 4 5
63 ウズベキスタン (UZB) 0 1 3 4
64 オーストリア (AUT) 0 1 2 3
アイルランド (IRL) 0 1 2 3
キルギス (KGZ) 0 1 2 3
セルビア (SRB) 0 1 2 3
68 アルジェリア (ALG) 0 1 1 2
バハマ (BAH) 0 1 1 2
モロッコ (MAR) 0 1 1 2
タジキスタン (TJK) 0 1 1 2
72 チリ (CHI) 0 1 0 1
エクアドル (ECU) 0 1 0 1
アイスランド (ISL) 0 1 0 1
マレーシア (MAS) 0 1 0 1
サモア (SAM) 0 1 0 1
シンガポール (SIN) 0 1 0 1
南アフリカ (RSA) 0 1 0 1
スーダン (SUD) 0 1 0 1
ベトナム (VIE) 0 1 0 1
81 エジプト (EGY) 0 0 2 2
82 アフガニスタン (AFG) 0 0 1 1
イスラエル (ISR) 0 0 1 1
モーリシャス (MRI) 0 0 1 1
モルドバ (MDA) 0 0 1 1
トーゴ (TOG) 0 0 1 1
ベネズエラ (VEN) 0 0 1 1
合計 302 303 353 958

メダルを一つも獲得しなかった国・地域はこの表に含まれていない。参加国一覧は、北京オリンピックの開会式を参照。

ボクシング柔道テコンドーレスリングでは、2つの銅メダルが各重量級に与えられる[10]。従って、銅メダルの総数は、金と銀のそれよりも多くなる。

また、陸上競技女子100メートル走では2位同着の2選手にそれぞれ銀メダルが授与されたため、銅メダルは授与されなかった[11]競泳競技男子100メートル背泳ぎ男子100メートル自由形では、3位同着の2選手に対してそれぞれ銅メダルが授与された[12]

メダルの剥奪

射撃競技

2008年8月15日国際オリンピック委員会は、射撃に出場した北朝鮮のキム・ジョンスから禁止薬物に指定されているプロプラノロールが検出されたとして、北京オリンピックで獲得した2つのメダルを剥奪したと発表した。北京オリンピックにおいてドーピングが発覚したのはこれが初めて。

キムが10メートルエアピストルで獲得した銅メダルは、アメリカ合衆国のジェイソン・ターナーが繰り上がって獲得した。50メートルエアピストルで獲得した銀メダルは中国の譚宗亮に、譚の銅メダルはロシア連邦のウラジミール・イサコフにそれぞれ授与された[13]

レスリング競技

レスリングに出場したスウェーデンアラ・アブラハミアンは、男子グレコローマン84キロ級で当初銅メダルを獲得した。しかし、準決勝の判定に不満を持っていたアラは表彰式の最中に表彰台から立ち去り、メダルを地面に投げ捨てた。2008年8月16日IOCはこの行為に政治的意図が感じられ、また他の選手に対する配慮が欠けることを理由にアブラハミアンのメダルの剥奪を決めた。メダルの繰り上げ授与はされなかった[14]

陸上競技

ウクライナのリュドミラ・ブロンスカは、女子七種競技で2位に入賞したが、ステロイドの一種であるメチルテストステロンが検出されたため2008年8月22日国際オリンピック委員会(IOC)はメダルを剥奪した。この結果、ブロンスカの銀メダルはアメリカ合衆国のハイレアス・ファウンテンへ、ファウンテンの銅メダルはロシア連邦タチアナ・チェルノワに繰り上げ授与された。

バーレーンラシド・ラムジは、男子1500mで優勝したが、オリンピック後のドーピング再検査で、オリンピック後に検査法が確立されたエリスロポエチンが検出されたため2009年11月18日、IOCはメダルを剥奪した。この結果、ラムジの金メダルはケニアアスベル・キプロプへ、キプロプの銀メダルはニュージーランドニック・ウィリスへ、ウィリスの銅メダルはフランスメディー・バアラに繰り上げ授与された。

ベラルーシワディム・デフヤトフスキーイワン・チホンは、男子ハンマー投で2位と3位に入賞したが、テストステロンが検出されたためIOCは両者のメダルを剥奪した。この結果、デフヤトフスキーの銀メダルは4位だったハンガリーのクリスティアン・パルシュへ、チホンの銅メダルは5位だった日本室伏広治に繰り上げ授与された。しかし剥奪された2選手がスポーツ仲裁裁判所に不服を申し立て、2010年6月10日に剥奪処分が撤回されたため室伏の5位が最終的に確定した。

2016年に発覚したロシアの国ぐるみのドーピング問題を受けて、国際オリンピック委員会世界アンチ・ドーピング機関と協力して当時の検体を再検査した。2016年8月20日、女子1600メートルリレー走のロシア代表選手の1人、アナスタシア・カパチンスカヤの検体から陽性反応が出たため、国際オリンピック委員会は、ロシアから銀メダルを剥奪すると発表した。この競技で3位はジャマイカ、4位はベラルーシであり、それぞれ繰り上がる事となる[15]

ウエイトリフティング

トルコのセビル・オズカンは、女子重量挙げ48キロ級で2位に入賞したが、筋肉増強剤・スタノゾロールの陽性反応が出たため、2016年7月22日国際オリンピック委員会(IOC)はメダルを剥奪すると発表した[16]




  1. ^ “NOC entry forms received” (プレスリリース), International Olympic Committee, (2008年8月1日), http://en.beijing2008.cn/news/official/preparation/n214496035.shtml 2008年8月8日閲覧, "(...) confirmed the qualification of 11,028 athletes, including 363 supplement athletes holding a P card." (英語)
  2. ^ Afghans win first Olympic medal”. BBC Sports (2008年8月20日). 2008年8月20日閲覧。(英語)
  3. ^ “Darfur runner wins Sudan's first Olympic medal”. International Herald Tribune. (2008年8月24日). http://www.iht.com/articles/ap/2008/08/24/africa/AF-Sudan-First-Medal-Ever.php 
  4. ^ Italy, Azerbaijan win golds”. International Herald Tribune. 2008年8月12日閲覧。(英語)
  5. ^ “Togo claims first Olympic medal”. BBC News. (2008年8月12日). http://news.bbc.co.uk/2/hi/africa/7556266.stm 2008年8月12日閲覧。 (英語)
  6. ^ “Bantamweight clinches Mauritius' 1st Olympic medal”. Associated Press (International Herald Tribune). (2008年8月18日). http://www.iht.com/articles/ap/2008/08/18/sports/AS-OLY-BOX-Round-Ten.php 2008年8月23日閲覧。 (英語)
  7. ^ Serbian PM congratulates swimmer on winning medal in Beijing Olympics”. Chinaview.cn (2008年8月17日). 2008年8月18日閲覧。(英語)
  8. ^ Saladino wins first gold for Panama”. International Herald Tribune (2008年8月18日). 2008年8月18日閲覧。(英語)
  9. ^ Naidan wins Mongolia's first gold”. BBC News (2008年8月14日). 2008年8月14日閲覧。(英語)
  10. ^ Beijing 2008–Games of the XXVIV Olympiad”. International Olympic Committee. 2008年8月10日閲覧。(英語)
  11. ^ Randy Harvey (2008年8月17日). “Jamaicans 1-2-3 in women's 100”. ロサンゼルス・タイムズ. http://latimesblogs.latimes.com/olympics_blog/2008/08/jamaicans-1-2-3.html 2008年8月17日閲覧。 (英語)
  12. ^ “GOLD: x2 for U.S.”. The Globe and Mail. (2008年8月12日). http://www.theglobeandmail.com/servlet/story/LAC.20080812.GOLDUS12/TPStory/Sports 2008年8月12日閲覧. "Arkady Vyatchanin of Russia and Hayden Stoeckel of Australia tied for bronze." (英語)
  13. ^ 2 more athletes fail doping tests”. CBC Sports (2008年8月15日). 2008年8月15日閲覧。(英語)
  14. ^ Jere Longman (2008年8月16日). “Swede Stripped of His Medal After His Angry Reaction”. The New York Times. 2008年8月17日閲覧。(英語)
  15. ^ “北京五輪で銀メダルのロシアチーム ドーピングでメダルはく奪”. NHK. (2016年8月20日). http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160820/k10010643451000.html 
  16. ^ トルコ重量挙げ選手、北京の銀はく奪 女子48キロ級 朝日新聞 - 2016年7月23日


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