天王寺動物園
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/20 02:27 UTC 版)
主な展示施設
北園
- 爬虫類生態館「アイファー」- オオサンショウウオやヨウスコウワニなど爬虫類、両生類、魚類を生態的展示
- アフリカサバンナゾーン - ライオン、アミメキリン、ブチハイエナ、エランドなどアフリカのサバンナに生息する動物を現地の環境を再現して生態的展示している
- 猛禽舎 - 国内で天王寺動物園でのみ飼育されているキガシラコンドルなど猛禽類の鳥類を飼育
- トラ舎 - アムールトラを飼育していたが、現在は飼育されていない
- オオカミ舎 - チュウゴクオオカミを飼育
- 大型ネコ科動物舎 - ジャガーを飼育
- ヤマネコ舎 - かつてネコ科動物を飼育していたが、現在はホンドタヌキ、ニホンアナグマを飼育
- レッサーパンダ舎 - シセンレッサーパンダを飼育
- ムフロン舎 - ムフロンを飼育
- コウノトリ舎 - ニホンコウノトリを飼育 野生絶滅回避のために繁殖を行っている
- ツル舎 - ナベヅルやタンチョウなどツル類を飼育
- 鳥のセカイ - 「鳥の適応進化とその不思議に触れることのできる施設」をコンセプトに、多様な環境に適応し生息している鳥たちの生態を観察できる施設。コサンケイやワライカワセミなど旧キジ舎の動物やマガモやシロフクロウなど13種の鳥を展示[7]。2023年11月21日オープン[8]。
- 仮チンパンジー舎 - リニューアルに伴うチンパンジーの一時収容施設。
南園
- アジア熱帯雨林ゾーン - アジアの熱帯雨林の環境を再現してアジアゾウを飼育していたが、現在は飼育されていない。現在拡張工事のため、改修中。
- 夜行性動物舎 - 国内で天王寺動物園でのみ飼育されているキタジマキーウィなど夜行性の動物を飼育
- 鳥の楽園 - 1987年に開設した巨大なエイビアリー(鳥類飼育施設)で3200平方メートルの面積を持ち、国内有数である[9]。
- サルヒヒ舎 - 国内で天王寺動物園でのみ飼育されているドリルなど霊長目の動物を飼育
- 旧コアラ館 - かつてコアラを飼育していたが、現在は飼育されておらず、エミューなどが飼育されている
- ホッキョクグマ舎 - 戦前から残る歴史ある獣舎。ホッキョクグマを飼育
- クマ舎 - マレーグマ、メガネグマを飼育
- ふれんどしっぷガーデン - ふれあい広場をリニューアルする形でてんしばゲート横に新規オープン。ヤギやヒツジ、モルモット、野間馬などと触れ合うことができる。2022年4月27日オープン[10][11]。
- ペンギンパーク&アシカワーフ - フンボルトペンギンとカリフォルニアアシカを展示しており、営巣地の整備や造波装置による海洋環境の再現、大型のアクリル水槽の効果的な活用により生き生きと泳ぐ動物たちの本来の姿を見ることができる。2023年4月26日オープン[12][10]。
- その他 - その他様々な動物を飼育
現在建設中・建設予定の施設
- 新ホッキョクグマ舎 - 南園に建設予定。オスとメスを分けて飼育できる施設になる予定。2025年オープン予定[13]。
その他の施設
- TENNOJI ZOO MUSEUM
- 標本展示コーナー - 天王寺動物園で飼育していたアジアゾウのユリ子の全身骨格標本と半身のレプリカ展示、絶滅の危機にある動物種の剥製や解説を展示
- 見せる(魅せる)収蔵庫 - 普段は見ることができない天王寺動物園所蔵の剥製標本(約280点)の一部を、一面がガラス張りとなっている収蔵庫に配置し、定期的に入れ替えながら展示
- だいしんワクワクホール - 講演や大規模スクールの開催が可能な定員240名のスクリーンを備えた多目的ホール
- その他 - 動物に関する子ども向けの図書を中心としたキッズライブラリーや、ワークショップ等の開催が可能な実験・作業室、多目的室等がある
- FooZoo・GooZoo
- FooZoo - 当園のキリンの柄を模したキリンドッグや、「ディッピンドッツ」のホッキョクグマクレープ等、天王寺動物園オリジナルメニューが楽しめる
- GooZoo - 日本では天王寺動物園でのみ飼育されているキーウィのぬいぐるみ等のオリジナルグッズが購入できる
- 授乳室 - 幼児用ベッドや給湯器等を備えた授乳スペース
- ^ 山下, 覚「入園者1億人突破」『なきごえ』第42巻第8号、天王寺動物園、2006年8月、2023年3月2日閲覧。
- ^ “議決等案件事項一覧”. 大阪市会. 2023年3月2日閲覧。
- ^ 「戦中の殺処分、悲劇伝える 天王寺動物園で剥製展示」『中日新聞』、2022年8月2日。2022年8月2日閲覧。オリジナルの2022年8月20日時点におけるアーカイブ。
- ^ 現在は、閉園時間1時間延長を行っている時期有り。夜間開園は2015年8月に復活。
- ^ 若生謙二、「近代日本における動物園の発展過程に関する研究」『造園雑誌』1982年 46巻 1号 pp.1-12, doi:10.5632/jila1934.46.1, 日本造園学会
- ^ “ドンちゃんのクリスマス”. 天王寺動物園 スタッフブログ (2016年12月26日). 2019年1月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年3月2日閲覧。
- ^ https://www.tennojizoo.jp/information/20190/
- ^ https://www.tennojizoo.jp/information/19955/
- ^ 西村, 慶太「鳥の楽園 ~素晴らしくてむずかしいバードケージ~」『なきごえ』第48巻第7号、天王寺動物園、2012年7月、2023年3月2日閲覧。
- ^ a b c 向井猛「【園長は獣医さん】天王寺動物園が生まれ変わる 新しい獣舎計画が続々」『産経WEST』、2021年4月24日。2023年3月2日閲覧。
- ^ a b 『新施設「ふれんどしっぷガーデン」がオープンします』(プレスリリース)天王寺動物園、2022年4月14日 。2023年3月2日閲覧。
- ^ https://www.tennojizoo.jp/information/15828/
- ^ https://www.tennojizoo.jp/message/director/
- ^ a b “天王寺動物園が民間企業のお知恵拝借!”. 日刊スポーツ. (2007年5月10日). オリジナルの2007年11月30日時点におけるアーカイブ。 2014年8月13日閲覧。
- ^ a b “天王寺動物園ビジネスに150社関心…19日公募説明会 ユニークな発想わくわく”. 読売新聞 (Seesaa). (2007年6月10日). オリジナルの2007年6月10日時点におけるアーカイブ。 2014年8月13日閲覧。
- ^ 『天王寺動物園101計画』(PDF)(レポート)天王寺動物園、2016年7月、9-1頁 。2023年3月2日閲覧。
- ^ 『『天王寺動物園101計画』について』(プレスリリース)大阪市 建設局公園緑化部調整課、2020年5月26日 。2023年3月2日閲覧。
- ^ 「天王寺動物園の歩み」『なきごえ』第51巻第1号、天王寺動物園、2015年1月、2023年3月2日閲覧。
- ^ 下川耿史 『環境史年表 明治・大正編(1868-1926)』p345 河出書房新社 2003年11月30日刊 全国書誌番号:20522067
- ^ 天王寺動物園は閉鎖、代わって養鶏(昭和18年9月4日 毎日新聞(大阪) 『昭和ニュース辞典第8巻 昭和17年/昭和20年』p739 毎日コミュニケーションズ刊 1994年
- ^ 「天王寺動物園の「センイチ」が死ぬ 国内最高齢のアムールトラ」『あべの経済新聞』、2021年3月13日。2021年3月20日閲覧。
- ^ 「チンパンジーが「脱走」/休園日の天王寺動物園」『四国新聞』、2007年4月16日。2023年3月2日閲覧。
固有名詞の分類
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