天王寺尾根とは? わかりやすく解説

天王寺尾根

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/06/05 10:33 UTC 版)

天王寺尾根
丹沢山(正面)から手前方向に伸びる天王寺尾根
大山三峰山より撮影・2011年3月)
所在地 神奈川県愛甲郡清川村
上位山系 丹沢山地
延長 4km
  

天王寺尾根(てんのうじおね)とは、丹沢山地中央部の丹沢山(1,567m) 付近から東側に伸びる約4km、高低差約1,100mの尾根である。日本百名山の一峰である丹沢山への最短登山ルート(3時間30分)として人気がある。

天王寺尾根の登山道 (2009年10月)

目次

登山道

林道の分岐。左が本谷林道で、右が塩水林道。
天王寺尾根のガレ・鎖場
天王寺尾根の木道

天王寺尾根の登山口は県道70号線塩水橋(しおみずばし)である。塩水橋までのバス便はなく、マイカーまたはタクシー利用となる。塩水橋から本谷林道(ほんたにりんどう)のゲートをくぐり、400m程進むと林道の分岐(写真 上) がある。ここから左へ行くと本谷林道、右が塩水林道である。どちらに行っても尾根に取り付く事ができる。ここでは両コースについて説明する。

本谷林道コース

こちらは尾根を長く歩くコースである。林道の分岐から本谷林道を25分ほど歩くと本谷橋の前に着く。橋の前から尾根への登山道が始まる。2時間20分ほど登ると、塩水林道コースと合流する。

この分岐から少し歩くと尾根唯一の危険箇所であるガレ・鎖場(写真 中) がある。ガレ場周辺は土壌流出が年々進んでおり、整備された階段の杭が剥き出しになっている場所があるので、通行には注意を要する。 ガレ場を過ぎると、植生保護の木道が敷かれたブナ林帯の登山道(写真 下)となる。夏にはブナ林一帯の林床がバイケイソウで覆われる。三峰尾根と合流し、5分位歩くと広い山頂の丹沢山に着く。

コースタイム

  • 塩水橋 -(5分)- 林道分岐 -(25分)- 本谷橋 -(2時間20分)- ガレ場 -(40分)- 丹沢山 約3時間30分

塩水林道コース

こちらは林道を長く歩くコースである。林道の分岐から塩水林道を60分ほど歩くと、林道終点への近道入口がある。この近道を利用すると、林道で林道終点まで行くより10分ほど時間短縮ができるが、急な登りで体力を要するため、あえて林道を歩く登山者もいる。林道終点からは緩やかな林の登山道となる。15分ほど進み、杉林から広葉樹林に入れ替わる所が堂平(どうだいら)分岐である。堂平分岐から少し進み、涸れ沢のを渡って、50分ほど登ると天王寺尾根に出る。ここから山頂までは上のコースと同じである。

コースタイム

  • 塩水橋 -(5分)- 林道分岐 -(60分)- 近道入口 -(35分)- 林道終点 -(1時間10分)- ガレ場 -(40分)- 丹沢山 約3時間30分
天王寺尾根周辺の地図。オレンジが天王寺尾根登山道で、緑は他の登山道。


関連項目



天王寺尾根(てんのうじおね)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/02 23:29 UTC 版)

東丹沢」の記事における「天王寺尾根(てんのうじおね)」の解説

丹沢山から東へ伸びる尾根丹沢山への最短登山路一つとして知られている。

※この「天王寺尾根(てんのうじおね)」の解説は、「東丹沢」の解説の一部です。
「天王寺尾根(てんのうじおね)」を含む「東丹沢」の記事については、「東丹沢」の概要を参照ください。

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