仮面ライダー (仮面ライダー電王シリーズ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/09/26 09:41 UTC 版)
仮面ライダーNEW電王
野上幸太郎がNEWデンオウベルトとライダーパスを使用して変身する新型の電王。劇中では通常に「電王」、区別の場合では『さらば電王』では「新しい電王」、『EPISODE BLUE』では「もう一人の電王」「幸太郎の電王」と呼称され、『レッツゴー仮面ライダー』では「仮面ライダー電王」と名乗った。
変身システムは電王のそれと変化はないが、憑依したイマジンを武器に変形させる能力を備える。
良太郎が変身する電王のプラットフォームに相当する状態(藍色を基調とした物)は変身時に一瞬登場するのみで、この状態で戦闘を行うことはない。
- フォーム
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- ストライクフォーム
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- 身長:194cm
- 体重:92kg
- パンチ力:6t
- キック力:7t
- ジャンプ力:ひと跳び38m
- 走力:100mを4秒
- 幸太郎のオーラをフリーエネルギーに変換して変身するNEW電王の基本形態。基本カラーは藍色。ライナーフォームに酷似している鋭角的な電仮面・全身を走るデンレール・胸のターンテーブルなどが特徴。俊敏なフットワークと幸太郎が得意とする剣術を駆使して戦う。
- 『さらば電王』では自身の強さへの絶対的自信から相手を見下す形で、あらかじめ宣言したカウント以内に敵を倒す戦法を好んでいた。だが死郎に敗北し、幸太郎の心境の変化・成長によって「カウントゼロからが本当の戦い」という結論から以後行わなくなる。その後『EPISODE BLUE』ではテディの提案によって久しぶりに行われ、以前のような相手を見下す形ではなく、自身への制約・目標としての物に変化し、『レッツゴー仮面ライダー』でも行われた。
- 「電王が新幹線」ならば「NEW電王はヨーロッパの超特急」という優雅で洗練されたテーマがあり、「電王より未来の電王」のコンセプトでデザインされた。電仮面はウイングフォームをデザインする時に別案で描かれた「悪の電王」・「黒いソードフォーム」のデザイン画を元にしている。
- ベガフォーム
- デネブのオーラをフリーエネルギーに変換して変身する特殊形態。詳細はこちらを参照。
- ツール
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- NEWデンオウベルト
- 金色のデンオウベルト。カラーリング・電子音声・変身待機メロディを除き、変身方法や外見的な特徴は通常のデンオウベルトと同様。フォームチェンジ機能は搭載されていないが、憑依したイマジンによって変身時のエフェクトの色が変化し(変身する際のセタッチ時の音声は「Strike Form」のみ[19])、憑依したイマジンはそのままNEW電王の武器に変形する。
- ベガフォームの場合はデネブ自体が武器にならずそのままフォームチェンジし、ターミナルバックルは緑になっていた(ベガフォーム用のフォームスイッチ・変身待機メロディ・「Vega Form」の電子音声はない)。
- ライダーパス
- NEW電王への変身・NEWデンライナーの呼び出しなどに使用するパス。外見は電王の物と同様だが、NEWデンオウベルトに自動的にセタッチされる機能が追加されている[20]。
- デンガッシャー
- 腰に携行する武器。外見や機能は電王の物と同様。
- ソードモード
- 『超・電王』でストライクフォームがテディと共闘する時に使用した。
- マチェーテディ
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- 全長:1250mm
- 重量:107kg
- テディがフリーエネルギーによって合体結合した銃剣。NEW電王が通常使用する武器でもある。幸太郎が指を2度弾くのを合図に変身する。意思を持つため自力で動き、それを応用しての攻撃も可能。敵を切り裂くだけでなく、先端の銃口から強力な破壊光弾を発射できる。ストライクフォームの背中にかつぐことも可能。
- キンタオノ
- 『EPISODE BLUE』で幸太郎に憑依したキンタロスが変化した巨大な斧。強力な切れ味であらゆる物を寸断するが、キンタロスの体重の影響であまりに重く、取り扱いに大変苦労してしまう代物でもある。
- そのため劇中では思うように使いこなせず、あまり効果的なダメージを与えられなかった。
- ウラタザオ
- 『EPISODE BLUE』で幸太郎に憑依したウラタロスが変化した釣竿。竿の部分が鞭状に伸び、敵を叩く形で攻撃する。だが機能的にも見た目通りただの釣竿のため、ダメージは低い。
- 幸太郎とウラタロスのコンビネーションが合わなかったため木の枝に引っかかり、さらには電王 プラットフォームにも攻撃を加えてしまった。
- モモタケン
- 『レッツゴー仮面ライダー』で幸太郎に憑依したモモタロスが変化した剣。刀身が燃え上がる炎のような形になっており、刀身に炎を纏わせて敵を斬り裂く。柄の部分にモモタロスの顔を模した分銅が付いており、それを振り回しての攻撃も可能。
- テディ以外のイマジンが変身した武器で唯一まともに扱えた武器である。
- 必殺技
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- ストライクスパート
- 右足にフリーエネルギーを纏い、跳び蹴りを叩き込む。破壊力は22t。
- カウンタースラッシュ
- 刀身に赤いフリーエネルギーをチャージしたマチェーテディで敵を一刀両断する。『さらば電王』と『レッツゴー仮面ライダー』では、フルチャージを行わずに発動していた。
- 専用ビークル
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- マシンデンバード
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- ベース車種:ホンダXR250[要出典]
- NEWデンライナーの運転席を兼ねるバイク型のコントローラー。外見や機能は電王の物と同様。主にNEW電王時に使用するが、『EPISODE BLUE』ではテディが使用した。
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- ^ この時は良太郎の変身の時と異なり、プラットフォームを経ずに直接それぞれの形態に変身するが、『レッツゴー仮面ライダー』でモモタロスが単独で変身した電王は良太郎の変身と同様の演出になっている。
- ^ 平成シリーズでは『仮面ライダー龍騎』以降は主役ライダーもフォーム数が抑えられ(多くとも3つ)、全体的な強化となっていたが、本作以降は『仮面ライダーアギト』までの長短が異なるパワーバランスの変化による多数のフォームチェンジが行われる(『仮面ライダーディケイド』を除く)。
- ^ ジークの名前の由来からすると "Sieg" から「S電王」となる所だが、ドイツ語由来で分かりづらく紛らわしいためこれは避けられた。“仮面ライダー電王(東映公式)”. 2011年4月17日閲覧。
- ^ 実際使用したのはTVシリーズ第40話・『EPISODE RED』でソードモードのみである。
- ^ 『ライダーグッズコレクション2008』 ワールドフォトプレス、2008年、pp.30 - 31。ISBN 978-4846527051。
- ^ 超辞典 2011, p. 214.
- ^ 玩具がガオウベルトとコンパチであるため。
- ^ 『ディケイド』第15話以降はこの変身待機音がジークの登場BGMになっている。
- ^ ライナーフォームの場合セタッチしないで押すと「Full Charge」と発声され、超クライマックスフォームの場合はパスをセタッチしても「Full Charge」と発声される。
- ^ 『EPISODE YELLOW』終盤でクライマックスフォームがセタッチした時には「Full Charge」と発声された。
- ^ ただしテレビシリーズ最終話や『さらば電王』ではデンカメンソードを使用せずにケータロスを装着したデンオウベルトをセタッチして直接変身している。
- ^ モチーフは当時の中央線の新型電車(JR東日本E233系電車)の吊革である。『ライダーグッズコレクション2008』 ワールドフォトプレス、2008年、pp.61。ISBN 978-4846527051。
- ^ 『クライマックス刑事』では電仮面が移動せず左足で繰り出した。
- ^ 名称はDVD『仮面ライダー電王』Vol.7 データファイル『週刊 仮面ライダーオフィシャルデータファイル』・『レッツゴー仮面ライダー』映画パンフレットより。
- ^ 『EPISODE YELLOW』では俺達の正面突破と呼称した。
- ^ 『MASKED RIDER DEN-O EDITION -1971年4月3日』では旧1号がデンバードに乗った所を見たリュウタロスが青い部分を1号たちが乗るサイクロン号のように赤に変えた絵を描いている。
- ^ 『ライダーグッズコレクション2008』 ワールドフォトプレス、2008年、pp.30。ISBN 978-4846527051。
- ^ 初回の変身時のみアルタイルフォームからフォームチェンジ(表裏が赤・緑のカードを使用)している。
- ^ 『EPISODE BLUE』ではK幸太郎から変身した際にはアックスフォームの変身待機メロディが流れた。
- ^ 『週刊 仮面ライダーオフィシャルデータファイル』第99号、ディアゴスティーニ、2010年。
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