ラグーン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/15 15:36 UTC 版)
形態
潟、潟湖
潟(かた)、潟湖(せきこ)は、湾が砂州によって外海から隔てられ湖沼化した地形のこと。砂州の成長段階によって、完全に外海から隔てられたものと、ごく狭い水道により外海とつながっているものがある。多くの場合、ラグーンは塩湖である。 日本では北海道のサロマ湖・風蓮湖、秋田県の八郎潟などがラグーンの好例。日本国外ではアメリカの東海岸やメキシコ湾岸、フランスの地中海沿岸やイタリアのアドリア海沿岸などにラグーンを見ることができる。
ラグーンは水深が浅く広大であることから、昔から干拓が行われることが多い。
礁湖
礁湖(しょうこ)は、サンゴ礁によって形成される地形の一つであり、堡礁や環礁において、サンゴ礁やサンゴ礁からなる島嶼に囲まれた海域のこと。リーフラグーンとも呼ばれる。もともと火山島や陸地を取り巻くように形成された裾礁が、プレートテクトニクスや侵食などにより、その火山島や陸地が一部または完全に水没したのちも、サンゴ礁の発達が続くことで形成された (チャールズ・ダーウィンによる沈降説)。
世界のラグーン
北アメリカのラグーン
- パムリコ湾 - アメリカ合衆国
- ポンチャートレイン湖 - アメリカ合衆国
南アメリカのラグーン
アフリカのラグーン
- チュニス湖 - チュニジア
ヨーロッパのラグーン
- ヴェネツィアの潟 - イタリア
- アルブフェーラ自然公園 - スペイン
- マール・メノール - スペイン
- ベール湖 - フランス
- 腐海 - ウクライナ
- ホゥプ潟湖 - アイスランド
- ヨークルスアゥルロゥン - アイスランド
オセアニアの主なラグーン
- オリエルトン・ラグーン - オーストラリア
- フランス領ポリネシアの環礁群
南極のラグーン
アジアのラグーン
- カラ・ボガス・ゴル湾 - トルクメニスタン
- ソンクラー湖 - タイ
日本の主なラグーン
潟湖
北海道
東北
関東
中部
近畿
中国・四国
九州
礁湖
ギャラリー
- ラグーン
- ^ 日本地形学連合 2017, p. 892.
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