VOK(ボック)系列
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/05 01:29 UTC 版)
「バーチャロイドの一覧」の記事における「VOK(ボック)系列」の解説
第3プラント「ムーニー・バレー」が製造したVR。ドルカスの「低価格・高火力・高汎用性」のコンセプトをUSS(ユニット・スケルトン・システム)という手法で実現した。小型のVR『vokユニット』をコアユニットとして、武装ユニットをかぶせるようにした格好で、これによってVRの生産性が向上し、多種多様な要求に対応できるようになった。武装ユニットの種類は多岐にわたるが、なかでも攻撃支援VR「SAV-326 グリス・ボック(Grys・Vok)」と呼ばれる、実弾兵器を満載した武装ユニットを装着したタイプが一番多かった。この武装ユニットはベルグドルで行っていた後方支援用途を置き換えるものである。 後に武装ユニットを光学兵器に統一した「シュタイン・ユニット」を装備した戦闘支援VR「SBV-328 シュタイン・ボック(Stein・Vok)」と呼ばれる機体も登場する。そのほかにもゲーム未登場ではあるが、主戦闘を目的に開発された「ゲムズ・ボック(GMS・Vok)」という機体が小説版に登場する(詳細は#ゲーム以外の作品に登場するバーチャロイドを参照)。 いざ投入されると、無骨な外観と単調な展開の繰り返しにより国際戦争公司から「エンターテインメント性に欠ける」として警告を受けることが多くあった。このため外連味のある機種が求められることになる。 グリス・ボック 別名「多目的火器装備満載機体」 型式番号SAV-326-D、DNAの主力機種で分類上こそSAVだが過剰とも言える豊富な火力と信頼性の高い機体構造を持ちVOK系列の基幹機種として最も多く生産されたタイプ。 ゲームにおいてはナパームやミサイルを垂れ流すその姿からプレイヤーからは「歩く武器庫」と揶揄される。弾切れも起こしにくく、多彩な実弾攻撃を行う事が出来る。Ver.5.2では武器の誘導性能が低くかつ倒れにくく、Vアーマーにはじかれやすいうえ、機動力も低く敵の攻撃が連続で当たり続けたため、攻守共に非常に苦戦を強いられたVRでもあった。Ver.5.4になってからはこれらのバランスは調整されて使い勝手が向上した。特にジャンプRTCWの同時に12発ものミサイルを発射するグリス・ユニットのフルロード攻撃はVアーマーで弾かれにくくなり誘導性能も大幅に向上している。立ちLWをしゃがみLWでキャンセルするダブルナパームは、1発分のエネルギー消費で両方のナパームを出せ、装甲以上に防御力の高い機体である。しゃがみRTCWやしゃがみスペシャルボタンではオーバーヘッドランチャーより巨大ミサイル(しゃがみスペシャルボタンのものはしゃがみRTCWよりも更に大型)を垂直射出する、垂直射出したミサイルは一定高度に達すると敵機に対してゆっくりと落下誘導し敵機や地面に当ると大きな爆風を発生させるがこの爆風には自機に対してもダメージを与えるため使用には注意が必要である。 グリス・ボック"Jadge Igniters" 『とある魔術の電脳戦機』において初春飾利(声:豊崎愛生)が操縦するグリス・ボック。形式番号「SAV-326-D/9/VSL」。御坂美琴、白井黒子、初春飾利、佐天涙子らで組んでいるバーチャロンチーム「Jadge Igniters」デザインのグリス・ボック、ブーストウェポンは初春飾利の特技のハッキングを再現したロックオン不可の状態異常を起こすビットでの攻撃。 シュタイン・ボック 別名「経済性重視型光学兵器装備機体」 型式番号SBV-328-B、グリス・ボックはその火力から優れた戦果を上げた機体であったがその大量の弾薬消耗による戦費圧迫が問題となり、より経済性の高い代替機が求められた。グリス・ボックの実体弾装備を安価な光学兵器に換装することでSBV-328 シュタイン・ボックが誕生した。 ゲームではVer.5.66から追加された機体で、全身のランチャーから他VRの武装を模した多彩なビームやエネルギー弾を発射する。操作系統やモーションは兄弟機であるグリス・ボックとほぼ同じではあるが、装備されたビーム兵器の性質は単純な置き換えではないため攻撃手段や戦法はグリス・ボックと異なる。そのためグリス・ボックからの乗換えでも他機からの乗換えでも楽しめる機体である。また近接でビームソードが発生するためレンジが1段階広く、グリス・ボック以上に対近接キラーである。こちらのオーバーヘッドランチャーはオーバーヘッドランチャーからU字磁石のようなものを出し磁石からゆっくりと誘導する巨大なエネルギーボールを発生させる(こちらもしゃがみスペシャルのものはしゃがみRTCWよりも大型)。こちらは敵機に当たるか一定時間誘導すると大きな爆風を発生させる、こちらの爆風も自機に対してダメージを与えるため使用には注意が必要である。 両機とも近接は出とリーチは貧弱であるがCWのスピンアタックの後ろ側への攻撃判定の広さが突出している。クイックステップで回り込もうとする相手を吹き飛ばしやすく、近接が強い機体もうかつには近づきにくいVRである。
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ゲムズ・ボック ボック系列VR。DNA側の主力MBVにはテムジンという傑作機があったが、ボック系列のVRを大量に保有するDNAとしては運用するVRの種類を少なく絞り、部隊を同系列のVRで揃え編成しVRの保守・運用を容易にしたかった。そこでDNAはボック系列をMBVとして運用できるようなプランをムーニー・バレーに依頼。テムジンの監修元であるフレッシュ・リフォーから様々な圧力があったものの、ムーニー・バレーはこれを真摯に受け止め、高火力で軽量の武装ユニット「ゲムズランチャー」ユニットを開発。これによりボック系列によるMBVが完成した。形式番号はMBV-331である。 Dk/dc(ディク・ディク) ボック系VRは、「基本ユニット(小型VR)」+「武装ユニット」という形で汎用性を確保しているが、元来よりボック(小型VR)単体での運用も念頭に置いた設計であった。ボック単体では貧弱すぎであったが、小型軽量による高機動性能の恩恵も大きかった。そこで最低限の武装を施し、哨戒・索敵任務用途に改良したものがこのディク・ディクである。形式番号はLBV-314で軽戦闘バーチャロイド(light Battle Virtuaroid)に分類される。 ボック系の後継であるVOX系の「Lee」はディク・ディクのコンセプトを受け継いだVRである。 スピングル・ボック 型式番号はSBV-321、亙重郎のツイートのみにて判明している機体、初期型の「M系」(雄型)と後期型の「F系」(雌型)の2種がある。初期型の「M系」は汎用性の高い第2世代型アファームドに拮抗するMBVとなるはずのテムジンの開発遅滞によってDNAからの要望により認可されサイクリック・ハープーン戦役に投入された、分類はSBVだがMBV的な運用を想定して開発されたもので同戦役において十分な性能を発揮した。しかし後に初期型の「M系」(雄型)はオラトリオ・タングラムで運用するにあたってある規定違反を犯していることが判明したため市場から閉め出されてしまい、規定違反部分を除外し改良した後期型の「F系」(雌型)が登場することとなった。後期型であるスピングル・ボック「F系」はその後も生産され主に月面等の地球外の戦域において運用された。なおシュタイン・ボックは初期型のスピングル・ボック「M系」の光学兵装を再設計、簡略化したものでこの機体の後継機にあたる。
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