2代目 Y10型とは? わかりやすく解説

2代目 Y10型(1990年 - 1999年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/25 04:46 UTC 版)

日産・AD」の記事における「2代目 Y10型(1990年 - 1999年)」の解説

フルモデルチェンジ伴って車種名がAD改められ同時にエキスパート後継となる上級仕様派生車種であるADエキスパート新設された。3代目ウイングロードY12型)と基本構造共有するが、リヤサスペンションは、同方式ながらスペース効率高めるためよりコンパクトなものに変更されている。当初ガソリンエンジン搭載2WD車のみのラインナップであり、エンジンはCR12DE型、HR15DE型、MR18DE型(ADエキスパートのみ)を設定している。採用されるトランスミッションは、4速オートマチックのみであったが、後のマイナーチェンジで1.5L車はCVT変更された。 最大積載量ADのみに設定される1200cc車が300kg、1500cc車以上では450kgとなっている。また、上級仕様派生車種であるADエキスパート全車カラードバンパー装備されるインパネ商用車としての利便性考慮した専用設計となっている。インストアッパーボックスのフタには、自動車では世界初ホワイトボード標準装備され、助手席シートバックには可倒式テーブル装備されている。また、燃料給油口位置プラットフォームの関係上、初代同様の右側移された。生産拠点日産車体湘南工場戻っている。 2022年現在発売開始から16年目となる長寿モデルとなっている。 2006年12月20日 - モデルチェンジ2007年1月24日 - マツダOEMされているファミリアバンの一部グレードもこのモデル変更された。 2008年12月3日 - HR16DE搭載した4WDモデル追加ウイングロード後輪駆動モーター用いたe-4WD採用しているが、ADでは先代同様オートトルクコントロール4WD採用している。最大積載量は400kg。同時に2WD車も一部仕様変更。なお、2006年12月フルモデルチェンジ後も先代のY11型を継続販売していたMT車並びにCNG車販売終了となった12月24日 - 年間3000規模三菱自動車工業向けにランサーカーゴとしてOEM供給開始2009年5月20日 - 一部仕様変更全車助手席SRSエアバッグシステム標準装備となり、4WD車には寒冷地仕様標準設定となった2010年8月23日 - 一部仕様変更全車に100V・100Wの電源コンセントとアシストグリップ(AD助手席のみ、ADエキスパート助手席と後席2箇所)を新たに設定しADの「DX」を除く全てのグレードで、ドアミラーをエクステリアカラー同色変更したADエキスパートはこれにインテリジェントキーとエンジンイモビライザーも追加装備した。 2012年5月10日 - 一部改良同年7月以降生産車適用される安全法規に対応するため、ADの全グレードADエキスパートの「LX」で前席ハイバックシートヘッドレスト上端延長し、全グレードで後席中央シートベルトタング形状変更した2013年5月20日 - 一部改良AD2WD車(1.5L車)及びADエキスパートGX」の2WD車のトランスミッション副変速機付CVTに、エンジンジュークキューブ採用されたデュアルインジェクター・ツインCVTC付きHR15DE変更したことで燃費出力向上し、「平成27年度燃費基準+20%」を達成併せて全車でメーターデザインを変更し燃費計(瞬間燃費平均燃費渡航可能距離)を標準設定インパネブラック変更した。なお、今回一部改良により、AD2WD車に設定されていた1.2L車は廃止された。 2016年1月18日 - 同年4月から適応されるオフセット衝突時の乗員保護技術基準同年8月から適応される自動車電磁両立性技術基準への適合並びに全国希望小売価格改定する仕様変更を行うことを発表した1月26日販売開始)。 2016年11月30日 - マイナーチェンジを行うとともにADADエキスパート統合してNV150 AD改名することを発表12月26日販売開始)。 新たに歩行者検知にも対応したエマージェンシーブレーキLDW車線逸脱警報)、VDC(ビークスダイナミックコントロール)を全車標準装備し、安全性能強化(なお、最上位グレード以外はメーカーオプションでこれらの装備レス設定することも可能である)。 外観はフロントマスクが刷新され、Vモーショングリル採用内装はインストアッパーボックスとグローブボックス大容量化によって収納力を向上し2WD車はセンターコンソール周辺形状変更により、カップホルダーが500ml紙パック対応するものとされた。 グレード体系2WD車・4WD車で共通化するとともに大幅に整理され従来AD相当するDX」と「VE」、従来ADエキスパート相当するエキスパートLX」と「エキスパートGX」の4グレードとなったADエキスパート設定されていた1.8L車も併せて廃止された。 2018年6月21日 - マツダ・ファミリアバントヨタ自動車のプロボックス・サクシードのOEM切り替わったため、マツダ向けOEM供給終了2019年4月 - 三菱・ランサーカーゴ販売終了のため、三菱自動車向けOEM供給終了。これにより、1994年8月以来、約25年ぶりにOEM供給のない日産ブランド専用車戻った2021年5月24日 - 一部仕様向上を行い同時に車名2016年11月マイナーチェンジ以来4年5ヶ月ぶりにAD回帰された。 2WD車にアイドリングストップ搭載され燃費性能改善されたほか、先行車または対向車周囲明るさに応じて上向き下向き自動切り替えるハイビームアシスト、足を踏み替える間の2秒間ブレーキ力を保持するヒルスタートアシスト、USB電源ソケット全車標準装備4WD車には運転席ヒーター装備された。 また、ステアリング抗菌処理が施され、フロント・リアのエンブレム・ステアリング・センターキャップのCI2020年7月改定された新CIとなった。 なお、今回一部仕様向上により、WLTCモードによる燃料消費率JC08モード併記)及び排出ガス対応し2WD車は「平成30年排出ガス基準50%低減レベル☆☆☆☆)」認定取得した2006年12月発売ADエキスパート 2016年11月改良型 NV150AD エキスパートLX 2021年5月改良型 AD DX リア 2016年11月改良型 NV150AD VE リア 2016年11月改良型 NV150AD エキスパートLX リア 2006年12月発売AD リア 2006年12月発売ADエキスパート リア 2006年12月発売ADエキスパート インテリア

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