源氏物語聞書 (牡丹花肖柏)
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源氏物語聞書(げんじものがたりききがき)とは、牡丹花肖柏による一条兼良や宗祇の講釈を記録した「聞書」と呼ばれる形態の源氏物語の注釈書である。「源氏物語聞書」と呼ばれる注釈書は本書を含め数多く存在するが、本書は最も代表的な「源氏物語聞書」であり、単に「源氏物語聞書」とだけ言うときには本書のことを指すことも多い[1]。肖柏による源氏物語聞書であることから「肖柏聞書」と呼ばれることもある[2]。
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注釈
出典
- ^ 伊井春樹「古注釈書事典(室町時代) 源氏物語聞書」秋山虔編『源氏物語事典』〈別冊国文学〉No.36、学燈社、1989年(平成元年)5月10日、p. 316。
- ^ 岩坪健「肖柏源氏学の確立 -異本『肖柏聞書』の紹介-」島津忠夫先生古稀記念論集刊行会編『日本文学史論 島津忠夫先生古稀記念論集』世界思想社、1997年(平成9年)9月。 ISBN 4-7907-0670-2
- ^ 岩坪健「肖柏とその師弟 -肖柏著『源氏物語聞書』の影響-」王朝物語研究会編『論集源氏物語とその前後 3』新典社、1992年(平成4年)5月、pp. 101-118。 ISBN 4-7879-4903-9
- ^ 松風巻奥書
- ^ 國學院大學本料簡
- ^ 山脇毅「源氏物語聞書と弄花抄(上)」『藝文』第14巻第1号、肇文社、1923年(大正12年)1月。及び山脇毅「源氏物語聞書と弄花抄(下)」『藝文』第14巻第2号、内外出版株式会社、1923年(大正12年)2月。のち山脇毅『源氏物語の文献学的研究』創元社 1944年(昭和19年)10月、pp. 227-247。
- 1 源氏物語聞書 (牡丹花肖柏)とは
- 2 源氏物語聞書 (牡丹花肖柏)の概要
- 3 参考文献
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