民芸品とは? わかりやすく解説

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みんげい‐ひん【民芸品】

読み方:みんげいひん

一般民衆の生活の中から生まれた、その地方独特の手工芸品


民芸品

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/13 08:14 UTC 版)

民芸(みんげい)又は民芸品(みんげいひん)は、民衆生活の中から生まれ、日常的に使われる地域独特の手工芸品のこと。「民芸」は、元は「民衆的工芸」の略で、1925年柳宗悦陶芸家河井寬次郎濱田庄司の3人によって提唱された造語である[1][2]


  1. ^ 民藝とは何か”. 日本民藝協会. 2019年9月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年8月13日閲覧。
  2. ^ 民藝協会のあゆみ 大正14年から昭和19年(1925年~1944年)”. 日本民藝協会. 2019年6月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年8月13日閲覧。


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民芸品

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 03:10 UTC 版)

ウイチョル族」の記事における「民芸品」の解説

民芸品店で販売されるウイチョル族の民芸品は毛糸絵(西: cuadro de estambre; 英: yarn painting)とビーズ細工とに大別されるこのうち毛糸絵はニエリカ(ウイチョル語: niérika、nierika)とも呼ばれ、本来はシャーマン世界を知るために用い呪物、つまり特別な力を有する道具で、天の世界をのぞくための窓を象ったのであるとされている。Schaefer & Furst (1996:527) もニエリカの語義を「異世界への入り口」としている。道具としてのニエリカは形も用途も様々で、Fresán Jiménez (2002:6567) はニエリカの形を以下のように分類している。 葦を輪の形に編んだもの 糸を蜘蛛の巣のように張って輪状したもの 竹ひご編んだもの 石製木製の板に彫刻毛糸貼りで鹿やトウモロコシ描いたもの 毛糸円形の鏡 小型のものの多く呪物として用いられる矢に取り付けられ一方大型のものは神殿の壁にはめ込まれたり屋根からぶら下げられたりしている(Lumholtz & Cruz 1997: 62)。しかし、今日呪物として製作されるニエリカの大半は、円形小さな板を基本としてその中央に、 ガラスや鏡をはめ込んだもの 穴を開けたもの 太陽描いたもの のいずれかとなっている(Negrín 1977: 31)。 こうした呪物としてのニエリカからやがて商品としての毛糸絵が派生する訳であるが、この発展ウイチョル族自らの手による自発的な取り組みよるものではなく1934年あるいは1935年頃から見られた(Maclean 2010: 68外部からの働きかけ契機とするものであるその後1953年メキシコシティにポピュラーアート・産業博物館(西: Museo de Artes e Industrias Populares)が設立されるが、この頃からウイチョル族毛糸絵製作が盛んになり始める。はじめのうち毛糸絵は小型かつ簡素なデザインであった。しかし、サポパン大聖堂英語版)のフランシスコ会神父エルネスト・ロエラ・オチョア(Ernesto Loera Ochoa)の助言受けたウイチョル族のシャーマンラモン・メディナ・シルバ(Ramón Medina Silva)が、同大聖堂ウイチョル族博物館での展示販売目的として(Kindl & Neurath 2003: 443ウイチョル族神話毛糸絵に表現することを始めた。こうしてウイチョル族世界観編み込まれ毛糸絵は、その独特かつ緻密な製作技法デザインサイケデリックさとが高く評価され、民芸品からアートへと昇華させられた。またこの毛糸絵により、ウイチョル族は「伝統的な生活を保つ先住民」、また「芸術家」としてメキシコ内外知られることとなった。 ついでビーズ細工だが、これには2つ系統存在する一方イヤリングネックレス指輪ブレスレットペンダントといった装身具で、もう一方呪物ニエリカより発展した毛糸絵から更に派生したものと思われ四角木製板やヒョウタンの器、仮面動物の像に蜜蝋塗りその上にビーズによる絵や模様貼り付けるのであるいずれの系統のものも19世紀末関連する記録存在し前者女性用ビーズイヤリングブレスレット足首装身具についてサンタ・カタリナ・クエスコマティトランに派遣され政府役人が(Castelló Yturbide & Mapelli Mozzi 1998: 54)、後者ヒョウタンや土でできた器型の呪物cara彩色ビーズ飾られ、神に捧げられているとルムホルツが記録している。ただし動物の像にビーズを飾る手法ウイチョル族固有のものではなくジャガー頭部模した像に彩色などの飾りつけをするゲレーロ州の民芸品から着想得たものと考えられている(Barajas Zendejas 2009: 121; Rajsbaum Gorodezki 1994: 72)。2015年時点ビーズ細工毛糸絵よりも主流の民芸品となっており、2010年にはメキシコ芸術活動シンボル的なものとして、フォルクスワーゲン社の旧ビートル車体全体および内装ビーズ細工施した巨大な作品 El Vochol (en) が、ポピュラーアート美術館英語版)(西: Museo de Arte Popular)の下で大勢ウイチョル族参加によって製作された。 ウイチョル族毛糸絵やビーズ製作が国内外注目集めてきた一方でこうした民芸品によって得られるはずの収益当のウイチョル族に十分行き渡っていない状況指摘されている。山森 (2017) は、民芸品の販売についての現地での実態調査経た上でウイチョル族資金力商売知識乏しく同族意識同郷意識希薄な一方で、民芸品の販売にも家族単位親族単位であたろうとするなどの「狩猟採取民的な特質」があると指摘し、民芸品製作販売によるウイチョル族自身への収益思わしくない理由を、ウイチョル族が本来は狩猟採集民であった説と関連付け分析している。またビーズ細工比較容易に製作が可能であることから、ウイチョル族以外の人間により同じ様式工芸品の製作や販売が行われる「文化剽窃英語版)」も起きている(橋本 1999: 180)。

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民芸品

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/19 05:56 UTC 版)

山精様」の記事における「民芸品」の解説

昭和以降沼田市個人製作の民芸品として「山精様」の人形販売開始された。これは、かつて利根地方山仕事携わる人々災難よけとして、昔話同様の人形作って十二様に奉納していたが、この風習明治初期廃れ昭和に入って復刻されたものである。しかし製作者他界し以来入手不可となった

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