懐疑主義とは? わかりやすく解説

懐疑主義

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/31 20:59 UTC 版)

懐疑主義(かいぎしゅぎ、英語: skepticism)とは、基本的原理認識に対して、その普遍妥当性、客観性ないし蓋然性を吟味し、根拠のないあらゆるドクサ独断)を排除しようとする主義である。懐疑論(かいぎろん)とも呼ばれる。これに対して、絶対的な明証性をもつとされる基本的原理(ドグマ)を根底におき、そこから世界の構造を明らかにしようとする立場を独断主義: Dogmatismus)ないし独断論という。


  1. ^ 金山弥平=金山万里子訳『ピュロン主義哲学の概要』京都大学学術出版会、1998年、p.446.
  2. ^ 金山弥平=金山万里子訳『ピュロン主義哲学の概要』京都大学学術出版会、1998年、p.446-447.
  3. ^ 金山弥平=金山万里子訳『ピュロン主義哲学の概要』京都大学学術出版会、1998年、p.8.
  4. ^ 田中龍山『セクストス・エンペイリコスの懐疑主義思想』東海大学出版会、2004年、p.5.
  5. ^ 田中龍山『セクストス・エンペイリコスの懐疑主義思想』東海大学出版会、2004年、p.5-6.
  6. ^ 金山弥平=金山万里子訳『ピュロン主義哲学の概要』京都大学学術出版会、1998年、p.6.
  7. ^ 田中龍山『セクストス・エンペイリコスの懐疑主義思想』東海大学出版会、2004年、p.7-8.
  8. ^ 田中龍山『セクストス・エンペイリコスの懐疑主義思想』東海大学出版会、2004年、p.5.
  9. ^ 田中龍山『セクストス・エンペイリコスの懐疑主義思想』東海大学出版会、2004年、p.8.
  10. ^ 金山弥平=金山万里子訳『ピュロン主義哲学の概要』京都大学学術出版会、1998年、p.433.
  11. ^ a b c 金山弥平=金山万里子訳『ピュロン主義哲学の概要』京都大学学術出版会、1998年、p.450.
  12. ^ 金山弥平=金山万里子訳『ピュロン主義哲学の概要』京都大学学術出版会、1998年、p.20.
  13. ^ a b 金山弥平=金山万里子訳『ピュロン主義哲学の概要』京都大学学術出版会、1998年、p.13.
  14. ^ 金山弥平=金山万里子訳『ピュロン主義哲学の概要』京都大学学術出版会、1998年、p.96.; p.98.
  15. ^ 金山弥平=金山万里子訳『ピュロン主義哲学の概要』京都大学学術出版会、1998年、p.25-26.
  16. ^ 金山弥平=金山万里子訳『ピュロン主義哲学の概要』京都大学学術出版会、1998年、p.30.
  17. ^ 金山弥平=金山万里子訳『ピュロン主義哲学の概要』京都大学学術出版会、1998年、p.42.
  18. ^ 金山弥平=金山万里子訳『ピュロン主義哲学の概要』京都大学学術出版会、1998年、p.48.
  19. ^ 金山弥平=金山万里子訳『ピュロン主義哲学の概要』京都大学学術出版会、1998年、p.52.
  20. ^ 金山弥平=金山万里子訳『ピュロン主義哲学の概要』京都大学学術出版会、1998年、p.58.
  21. ^ 金山弥平=金山万里子訳『ピュロン主義哲学の概要』京都大学学術出版会、1998年、p.62.
  22. ^ 金山弥平=金山万里子訳『ピュロン主義哲学の概要』京都大学学術出版会、1998年、p.64.
  23. ^ 金山弥平=金山万里子訳『ピュロン主義哲学の概要』京都大学学術出版会、1998年、p.69.
  24. ^ 金山弥平=金山万里子訳『ピュロン主義哲学の概要』京都大学学術出版会、1998年、p.70.
  25. ^ 金山弥平=金山万里子訳『ピュロン主義哲学の概要』京都大学学術出版会、1998年、p.448.
  26. ^ a b 金山弥平=金山万里子訳『ピュロン主義哲学の概要』京都大学学術出版会、1998年、p.449.
  27. ^ 金山弥平=金山万里子訳『ピュロン主義哲学の概要』京都大学学術出版会、1998年、p.450-451.
  28. ^ 金山弥平=金山万里子訳『ピュロン主義哲学の概要』京都大学学術出版会、1998年、p.451.
  29. ^ 金山弥平=金山万里子訳『ピュロン主義哲学の概要』京都大学学術出版会、1998年、p.120-121.
  30. ^ a b c 金山弥平=金山万里子訳『ピュロン主義哲学の概要』京都大学学術出版会、1998年、p.434.
  31. ^ a b 金山弥平=金山万里子訳『ピュロン主義哲学の概要』京都大学学術出版会、1998年、p.435.
  32. ^ バートランド・ラッセル著、市井三郎訳『西洋哲学史』みすず書房、昭和36年、p.234-235.
  33. ^ A. A. ロング著、金山弥平訳『ヘレニズム哲学ーストア派、エピクロス派、懐疑派ー』京都大学学術出版会、2003年、p.347.
  34. ^ 岡部由紀『アウグスティヌスの懐疑論批判』創文社、1999年、p.8-9.
  35. ^ K. リーゼンフーバー『西洋古代・中世哲学史』平凡社、2000年、p.206.
  36. ^ K. リーゼンフーバー『西洋古代・中世哲学史』平凡社、2000年、p.206-207.
  37. ^ K. リーゼンフーバー『西洋古代・中世哲学史』平凡社、2000年、p.207.
  38. ^ 斉藤繁雄[他]編『イギリス思想研究業書6 デイヴィッド・ヒューム研究』お茶の水書房、1987年、p.22.
  39. ^ 大槻春彦訳『世界の名著27 ロック ヒューム〔第3版〕』中央公論社、昭和45年、p.433.
  40. ^ 大槻春彦訳『世界の名著27 ロック ヒューム〔第3版〕』中央公論社、昭和45年、p.437.



懐疑主義

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セレマ」の記事における「懐疑主義」の解説

クロウリーは、少なくともその生徒には、瞑想魔術通じて得たすべての結果に対して懐疑的な検証を行うように教えた。彼は、状況をすべて書き留めるようにする魔法日記をつける必要性関連づけた(実践と儀式参照)。Liber ABA (Magick, Book 4) Part 11912-1913年書かれた。日本語訳は『神秘主義魔術第一部)の中で、クロウリー有力な宗教家たちのさまざまな教え類似点描きながら次の楽観的な見解示した一見これらの教え違ったものに見えるが、あるレベル体験披瀝しているという点ではみな一致している。50年前超自然的呼ばれたであろうが、現在では心霊的呼ばれ50年後には、起きた現象の理解基づいてもっとまともな前になっているだろう、そんな類の体験である。

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懐疑主義

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ヘレニズム哲学」の記事における「懐疑主義」の解説

ピュロン主義、つまりピュロン的懐疑主義は紀元前3世紀ピュロン始めた懐疑主義の一学派である。紀元前1世紀に懐疑主義的傾向弱まりつつあったアカデメイア学派批判したアイネシデモス復興した。この学派は「アタラクシア」、つまり平穏な心を得るための世界についての完全な哲学的懐疑主義を主張しまた、真だ証明できるものは何もないから判断差し控えなければいけないと断言したアイネシデモス以降ピュロン主義者たちが「スケプティコス(考察する者)」と自称したことからsceptic(懐疑主義)という言葉生まれたピュロン (紀元前365年-紀元前275年) プリウスティモン (紀元前320年-紀元前230年) アイネシデモス (紀元後1世紀) セクストス・エンペイリコス (紀元後2世紀)

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懐疑主義

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 17:32 UTC 版)

超能力」の記事における「懐疑主義」の解説

山本弘の『超能力番組10倍楽しむ本』は、テレビ業界視聴率利益優先するあまりインチキ番組作りあげてしまうしくみについて分析しメディアリテラシー説く本であるが、この本の中に父親子供に語る設定次のようなセリフがある。 父親大切なのは批判的な眼でテレビを見るということだね。(...中略こういう態度を懐疑主義(スケプティシズム)というんだ。気をつけなくてはいけないのは、スケプティシズム否定論とは違うってことだ。『超能力はみんなウソだ!』とか『あんなのはインチキ決まっている!』などと頭ごなし否定するのは正し態度ではない。本当ウソかは、調べてみるまではわからない」(... )「テレビで超能力者パフォーマンス見て、それがトリックかどうか判断できなかったらとりあえず『ふしぎだなぁ』とだけ思っておけばいいんだよ。急いで結論を出す必要なんかどこにもないだろう?「今はまだわからない」というだけのことで、データがもっと集まれば真実見えてくるかもしれないのだから」

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懐疑主義

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ミレトスのヘカタイオス」の記事における「懐疑主義」の解説

ヘカタイオス著作、とくに『Genealogiai』は顕著な懐疑主義を示している。『Genealogiai』は次の言葉で始まる。「ミレトスのヘカタイオスはかく語りき。私は真実と思うことを書く。ギリシア人の話は多種多様で、私にはばかげたものに思われる」。しかし、同時代クセノパネス違ってヘカタイオス神話批判しなかった。ヘカタイオス疑問はむしろ、旅で知った神話多く矛盾から生じたのだったヘカタイオスホメーロスなど詩人たちの信頼性認めるものの、神話歴史的事実とは区別して散文による歴史書こうとした最初ロゴグラポスであった思われる。 ところで、同じよう散文歴史書いたヘロドトスは、古代エジプトテーベ神殿訪ねた時、エジプト祭司たちから神殿内の広間にあった歴代祭司長の木像見せられた。ヘロドトスは、ヘカタイオス自分系譜調べた16代目で神に辿り着いたと言ったことを思いだし、エジプト祭司たちにそう話すと、エジプト人たちはそんなことはありえない否定する。なぜなら自分たちは神から数えて345世代目だからと言う。この話はヘカタイオスの懐疑主義とは関係ないが、ギリシア人神話化された歴史が、ミケーネ誕生前紀元前2000年頃)からあった文明歴史途方もなく短く縮めていることを示すものである

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