ドクサとは? わかりやすく解説

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ドクサ【(ギリシャ)doxa】

読み方:どくさ

プラトンが、イデアによる知識であるエピステーメー対し一段下の感覚による知識根拠のない主観的信念)をさして呼んだ語。臆見(おっけん)。思い做(な)し。


ドクサ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/31 16:08 UTC 版)

ドクサ(doxa、古希: δόξα)とは、本来、ギリシア語で「考え」を意味する語であり、後に様々な意味で解釈された。クセノパネスをはじめパルメニデスプラトン等の古代ギリシア哲学者哲学用語として使用し、またロラン・バルト等は文化批評用語としてこの語を用いた。 日本語では、臆見(おっけん)、思惑(おもわく)、思いなし等と訳され、「思い込み」という意味で理解される場合が多い[1]


  1. ^ a b c d 柿田秀樹『倫理のパフォーマンス:イソクラテスの哲学と民主主義批判』 彩流社 2012年、ISBN 978-4-7791-1621-6 pp.11-14.
  2. ^ アリストテレスの用語で、endekomenonの訳語。(コトバンク 偶有性 日本大百科全書(ニッポニカ)の解説参照)
  3. ^ 定説 (doxa) に反している (para) 意
  4. ^ ロラン・バルト『神話作用』篠沢秀夫訳、現代思潮社
  5. ^ コロンビア大学 現代文学・文化批評用語辞典』松柏社叢書 言語科学の冒険6


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