徳とは? わかりやすく解説

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とく【得】

読み方:とく

[名・形動

(「徳」とも書く)利益を得ること。もうけること。有利であること。また、そのさま。「一文の—にもならない」「—な性分」⇔損。

成就すること。成功すること。

「つつしめるは—の本なり」〈徒然一八七〉

仏語浄土往生し涅槃(ねはん)の証果を得ること。


とく【徳】

読み方:とく

[音]トク(呉)(漢)

学習漢字4年

りっぱな行い品性。「徳育徳義徳行徳望悪徳威徳学徳公徳高徳人徳仁徳道徳背徳美徳不徳

すぐれた人格者。「碩徳(せきとく)・大徳

恩恵。「徳政遺徳恩徳神徳報徳

もうけ。「徳用福徳

名のり]あきら・あつ・あつし・あり・いさお・え・かつ・さと・ただし・とこ・とみ・なり・なる・のぼる・のり・めぐむ・やす・よし


とく【徳】

読み方:とく

精神修養によってその身に得たすぐれた品性人徳。「—が高い」「—を修める」→徳目

めぐみ。恩恵神仏などの加護。「—をさずかる」「—を施す」

⇒得(とく)1

富。財産

「—いかめしうなどあれば、…家の内もきらきらしく」〈源・東屋

生まれつき備わった能力性質天性

といっぱ、高く飛ぶをもってその—とす」〈仮・伊曽保・下〉


作者栗原直子

収載図書草加ものがたり 新装版
出版社けやき書房
刊行年月2002.2
シリーズ名童話の森


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/11 03:28 UTC 版)

(とく、: ἀρετή(アレテー)、 : virtūsヴィルトゥス)、: virtue(ヴァーチュー)は、社会通念上よいとされる、人間の持つ気質や能力である[1]


  1. ^ 第2版,世界大百科事典内言及, 日本大百科全書(ニッポニカ),精選版 日本国語大辞典,ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典,デジタル大辞泉,世界大百科事典. “徳とは”. コトバンク. 2022年2月9日閲覧。
  2. ^ a b 中村元著 『広説佛教語大辞典』 下巻「徳」, 上巻「功徳」。
  3. ^ 日本大百科全書(ニッポニカ)の解説 『功徳』


「徳」の続きの解説一覧

徳(アレテー)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/04 00:17 UTC 版)

ラケス (対話篇)」の記事における「徳(アレテー)」の解説

本篇では、「勇気」を「徳」(アレテー)の一部規定して議論始めるが、それを探求する過程で、「善・悪を見分ける知識」としての「徳」(アレテーそのものにまで遡及してしまうことになった。 これと似た概念の、その根源への拡張遡及構図は、同時期の作品としては、(善(友)を追求した結果、「第一根源的な善(友)」まで遡及してしまった)『リュシス』の議論などにも見られる

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徳(のり)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 10:18 UTC 版)

TYPE-MOON」の記事における「徳(のり)」の解説

営業広報担当2003年加入商業作品スタッフクレジットでは笹谷徳郎とクレジットされる

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/15 16:00 UTC 版)

東アジアの宗教」の記事における「徳」の解説

詳細は「徳」を参照はしばしば、"proper"な態度道徳生活様式と結びつけられるが、実践面において、proper意味するものは東アジア信仰やその支流のなかで異なる。これは「徳」という複雑な概念緊密に結びついている。徳は、道の活動面の表現である。 道教に近い宗教は「徳」を「完全」として表現する一方儒教に近い宗教はこの概念を、「道徳」あるいは「健全な性格」として表現する

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/03 07:21 UTC 版)

クリュシッポス」の記事における「徳」の解説

クリュシッポスは、徳が魂の本質で、徳・魂・肉体は密接に関連していると考えて健全な状態では、その3つすべてが共存するために、調和必要だ教えた。さらに、高貴さ獲得されるべきものだと主張し生まれからもたらされる個々地位遺産否定した。我々は同じ神的起源産物であり、高貴さは徳の実証通して得られうるものだと説明したクリュシッポス個人個人は、社会秩序公正な安定維持するために、社会対す奉仕と親切の段階到達する努力熱心にするべきだという立場取ったクリュシッポスにとって、特定の個人向けられるのは、英雄崇拝讃美ではなく、フマニタス(humanitas。同情推論知能)が遙かに重要なのだった人間動物区別されなければならないが、それは、人間であることを定義する特徴、つまり、節制知識勇気・正直を申し分のないものにすることによってなされる、とストア派説いた

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徳(とく)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/28 17:15 UTC 版)

紅たん碧たん」の記事における「徳(とく)」の解説

ささにしき組組員ハゲ頭で顔がかなり前に突き出ている。テキ屋では綿あめ担当売り上げ勝負こしひかり組対決するも、流行外した商法により敗北

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出典:『Wiktionary』 (2021/08/11 23:47 UTC 版)

発音(?)

名詞

  1. トクすぐれた精神的道徳的品格
  2. トク利益利便

熟語


出典:『Wiktionary』 (2021/08/12 02:36 UTC 版)

発音(?)



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