後方乱気流
後方乱気流
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/03/10 07:52 UTC 版)
詳細は「後方乱気流」を参照 大型の航空機(実際に問題となるのは「重さ」だが)の離陸時、主に翼端渦が元で後方に生じる空気の乱れはウェイク・タービュランスと呼ばれる。後方乱気流、後流(こうりゅう)などと訳される。2001年にニューヨークで発生したアメリカン航空587便墜落事故では、直前に離陸した日本航空機の後方乱気流に巻き込まれたことも一因とされている。 離陸機よりも後続する離陸/着陸機の方が軽量である場合に特に危険性が高く、離陸機と後続機との重量に応じて、最低管制間隔の制限を設けたり、無線通信により注意を促すなどの対策が採られる。 表 話 編 歴 航空機の事件・事故に関する項目関連用語 航空事故 ニアミス 空中衝突 バードストライク 乱気流 後方乱気流 ウインドシア 空間識失調 CFIT 胴体着陸 オーバーラン 撃墜 ハイジャック ブラックボックス 民間航空機事故の一覧 1959年以前 1960年から1979年 1980年から1989年 2000年以降 日本国内 民間機以外の航空事故の一覧 軍用機事故の一覧 在日米軍機事故の一覧 宇宙開発における事故の一覧 航空機による事件 テロ・破壊行為の一覧 ハイジャックの一覧 アメリカ同時多発テロ事件 その他の分類別一覧 航空会社別の一覧 死者100人以上の一覧 関連カテゴリ 発生年別 機種別 事故原因別 航空会社別 発生国別 撃墜 航空機テロ ハイジャック 宇宙事故 航空事故調査機関 国家運輸安全委員会 (NTSB) 運輸安全委員会 (JTSB) 航空・鉄道事故調査委員会 (ARAIC) フランス航空事故調査局 (BEA) 連邦航空機事故調査局 (BFU) 中国民用航空局 (CAAC) 州際航空委員会 (МАК/IAC) 飛航安全調査委員会 (ASC) 航空・鉄道事故調査委員会 (ARAIB) 航空事故調査局(AAIB) 表 話 編 歴 主な気象現象天気 快晴 晴れ 曇り 天気の分類国際式 日本式 降水 雨 雪 霰 凍雨 雹 霙 着氷性の雨 細氷 霧雨 霧雪 地雨 驟雨 驟雪 集中豪雨 凝結 着氷 雲 霧 靄 氷霧 露 霧氷 霜 雨氷 霜柱 結氷 大気じん象 煙霧 スモッグ (光化学スモッグ) 砂塵嵐 風 貿易風 偏西風 極東風 海陸風 季節風 ダウンバースト 竜巻 塵旋風 地方風 凪 大気光象 虹 彩雲 光冠 光輪 暈 幻日 環天頂弧 環水平弧 太陽柱 朝焼け・夕焼け 薄明光線 蜃気楼 大気電気象 雷 超高層雷放電 オーロラ その他 高気圧 低気圧 前線
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後方乱気流
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/24 07:00 UTC 版)
それぞれの航空機は、ICAOによって、翼の翼端から発生する後方乱気流の強さで分類されている。 後方乱気流の強さは一般に航空機の重量に関係していて、「Light(ライト)」、「Medium(ミディアム)」、「Heavy(ヘビー)」、「Super(スーパー)」の4段階に分けられる。 この内、全てのワイドボディ機と、ナローボディ機のボーイング757が「Heavy」に分類され、その中で、アメリカ合衆国の空域を飛行するエアバスA380は最重量の「Super」と分類されている。 後方乱気流はアメリカン航空587便のような重大事故の原因にもなりうるため、ワイドボディ機が離陸した直後は、次に離陸する機体との距離を出来るだけ離す必要がある。 そのためアメリカ合衆国など一部の国では、航空管制官との交信の際、 Japan Air 791 Heavy, wind 060 at 8, Runway 08R, Cleared for takeoff. (日本航空791便 ヘビー、風は方位060で8ノット、滑走路08R、離陸を許可する。) というように、ワイドボディ機や757では、必ずコールサインの末尾にヘビー(またはスーパー)を付け加えなければならない。
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