全日帯とは? わかりやすく解説

全日

(全日帯 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/03 02:07 UTC 版)

全日(ぜんにち、もしくはぜんじつ)は、日本のテレビ業界で6:00 - 24:00の時間帯を指す業界用語[1]

この時間帯は、1日(ここでは特に、多くの世帯が視聴しやすい6:00 - 24:00を指す)の視聴率を測定する、その局の活力を表す指標として重要視されている。

同類語にゴールデンタイムプライムタイムノンプライムがある。

日本における全日視聴率の首位局(年間)

関東地区

関西地区

名古屋地区

補足

全日視聴率は、(日本)全国的に見ると、キー局の好調ぶりとローカル番組の強みを多く抱えやすい日本テレビ系列局や、同じくキー局の好調ぶりに支えられたフジテレビ系列局によって多くとる傾向にある。

  • 札幌テレビ(STV)では、『どさんこワイド』の好調ぶりにより、月間の全日視聴率で、1993年10月から2006年6月までの153か月間、連続して首位を獲得したことがある。全日の年間および年度視聴率でも1993年から2013年までの21年間、連続して首位を獲得している(継続中)。
  • 一方で大阪などの近畿広域圏関西)や福岡では、ローカル番組の強みを抱え、かつ、2010年代に入ってからのキー局の好調の追い風を受けるテレビ朝日系列(ABC、KBC)が全日視聴率首位を獲得している。

NHK総合が1963年から1986年、および1988年、1989年までの間のおよそ30年間、全日視聴率で首位を保ち続けた背景には、『連続テレビ小説』や『大河ドラマ』、各種定時ニュースが軒並み高視聴率であったからである。

テレビ朝日1969年から1971年までの3年間、在京民放5局の中で全日首位を獲得したことがある(ただし、NHK総合を含めると、在京放送局6局中2位だった)。これは、1964年開始の『木島則夫 モーニングショー』の影響によるものである。これにより、他局も朝の情報番組の強化に相次いで乗り出した。なお、テレビ朝日は2012年、2013年にも(NHK総合を含めた)在京局中2位となったが、1位が日本テレビであったため、在京局での首位とはならなかった。

関連項目

外部リンク

脚注

  1. ^ 視聴率調査関連の専門用語(50音順)”. ビデオリサーチ. 2010年10月13日閲覧。

全日帯(6:00 - 24:00)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 15:23 UTC 版)

テレビアニメ」の記事における「全日帯(6:00 - 24:00)」の解説

詳細は「全日」を参照 この時間帯本放送されるテレビアニメを当項では便宜上全日アニメ」と呼ぶことにする。 プライムタイム19:00 - 23:00)・ゴールデンタイム19:00 - 22:00地上波キー局系列での19時台放送作品年々減少一途辿り2019年秋改編テレビ朝日系列にて放送されていた『ドラえもん』『クレヨンしんちゃん』土曜夕方時間変更となり、民放キー局放送している19時台新作アニメは一旦消滅したが、2020年秋改編テレビ東京系列にて放送されている『ポケットモンスター第7シリーズ)』が日曜夕方から金曜19時台枠移動したため民放キー局放送される19時台アニメが約1年ぶりに復活するとなったNHK Eテレでは以前から平日日曜19時台再放送中心として複数アニメ放送されている。上述した民放キー局でのアニメ消滅入れ替わる形で新作アニメ放送定期的に行われるようになったため、「NHKを含む地上波キー局放送されるレギュラー放送新作テレビアニメ自体は(改編時期除けば途切れず維持されているといえるアニメ評論家藤津亮太は「アニメでは視聴率稼げず、広告主から敬遠され傾向にあるため」と解説している。 一方でTOKYO MXBS11などのネットワーク属しない独立局ではキー局系列比べる採算ラインが低いことから、ゴールデンタイム帯放送される新作アニメもある。 1976年MBS制作TBS系列花の係長』や1984年フジテレビ系列ドタンバのマナー』(1986年3月まで)、1987年テレビ東京系列マンガ日本経済入門』、1989年TBS系列ギミア・ぶれいく』内で放送された『笑ゥせぇるすまん』、2000年テレビ東京系列ラブひな』が、22時台放送されことがあるその後は、テレビ東京NHK22時台末にフライングスタート実施した深夜アニメ若干ある程度である。 2010年代に入ると、TOKYO MX新作UHFアニメ再放送枠および関連情報番組同時間帯(および連続して23時台)に放送している。そのほかKBS京都サンテレビでもTOKYO MXからの同時ネット番組中心に新作アニメプライム帯放送を行うことがある。 このほか、主に2000年代後半頃から日本テレビ系金曜ロードSHOW!』フジテレビ系土曜プレミアムなど、21時〜23時前後の2時間枠において単発アニメ特別番組を年1〜2回のペース定期的に放送している。 ノンプライム(6:00 - 19:0023:00 - 24:00早朝帯(5:00 - 6:00前後):後述理由により、近年ではローカル局では多く作品が主に土日のこの時間帯遅れネットしている。 平日の朝帯(6:00 - 8:00):テレビ東京7時台前半に子供向け番組放送しており、それに内包する形で短編アニメ放送することがあるかつては平日帯の朝アニメ存在したが、『チャージ730!開始に伴いレギュラー放送廃止)。過去には他系列キー局でも放送されていたが、ワイドショー番組拡大で現在は存在しない平日午前帯(8:00 - 11:30):日本テレビ製作夕刻帯アニメは、系列局読売テレビ(ytv)では1988年10月から夕刻帯バラエティ番組ざまぁKANKAN!』の放送のため、学生層が視聴困難なこの時間帯遅れネットされていた(後に平日早朝移動した作品もある)。2016年4月改編日本テレビでも『それいけ!アンパンマン』が金曜夕方からこの時間帯移動となったまた、NHK Eテレ午後帯も含めて情緒教育目的短編アニメ多く放送されている。 平日夕刻帯16:00 - 19:00):17 - 18時台では1990年代前半まで在京キー局多く存在したが、4大キー局ではニュース番組情報番組移行したため現存せず、テレビ東京でも段階的に放送縮小ローカルセールス枠移行されたため金曜日のみの放送となっている。ただし一部ローカル局ではこれらの番組後続後述する地域限定短編アニメ放送されることが稀にある。またテレビ東京系列局テレビ大阪テレビ愛知では18:30過去作アニメ再放送であったため、他の系列局同時ネット作品別の時間帯遅れネットされたりネット自体がされなかった作品もあり、編成都合頻繁に放送日時変更されることもあった。TXN系列では局によってローカルセールス枠である17:25 - 18:25金曜のみ - 17:55再放送もしくは未放送作品新作UHFアニメネット枠としている。 地方局でも16 - 17時台アニメ放送する局が多く存在したが、自社制作夕方ワイド番組台頭ニュース番組拡大などで大幅に激減し多く早朝帯や深夜帯などに場を移している。 独立局では再放送番組中心に放送されている。また、BS11では一部番組18時台放送されることがある。 夜23時帯 :「全日アニメ」「深夜アニメ」の両方属す近年キー局においては2020年4月からNHK Eテレ月曜2250分 - 23時15分にレギュラー放送アニメ設定されていた。過去にはテレビ東京系列にて土曜23時台散発的に放送されたほか、2016年10月から2018年3月までNHK総合でも同じく土曜23時台新作アニメ放送された(同年4月からは日曜24時台移動)。同様の事例として、過去2006年日本テレビ系列で『NANA』を『バリューナイト放送したことがあるTOKYO MXでは、新作UHFアニメ再放送枠および関連情報番組同時間帯にも放送している。一部作品BS11でも同時ネットされており、そのほか群馬テレビとちぎテレビでもアニプレックス製作する作品中心にTOKYO MXから同時ネット新作アニメ及び再放送作品放送されている。 土・日曜日午前帯6:30 - 11:00):放送期間1年間それ以上長期放送となる作品・シリーズが多い。1990年代後半日曜朝玩具会社出版社スポンサーの「子供向け作品ベルト登場し義務教育週休2日制施行によってテレビ東京土曜朝にも登場した2017年4月改編ではMBSTBS1枠ベルト化したアニメサタデー630』が登場するも、2019年6月をもってMBS深夜枠の「スーパーアニメイズム」へ事実上移動となった日曜日昼間帯14:00 - 14:30):1982年10月、『超時空要塞マクロス』が該当時間帯放送された。当時アニメファンや「メカ美少女」の要素強く求める「同人誌的なユーザ狙った商売として数の見込めるアニメファン層を対象とした該当作はヒットし、後のOVA深夜アニメに続く流れ始まりであり、閉塞始まりとされている。 土・日曜の夕刻帯16:30 - 19:00):現在では前述『ドラえもん』『クレヨンしんちゃん』のように、ゴールデンタイムから移動した多く存在する一方番組開始からレギュラー放送一貫して同じ時間放送されているは、2019年10月現在で、フジテレビ系列の『ちびまる子ちゃん』と『サザエさん』しか存在しないMBS製作・TBS系列全国ネット土6一部地域遅れネット)→日5存在する。『日5前述の『アニメサタデー630』へ枠移動する形でいったん廃となっていたが、2022年4月より再放送を経る形で放送再開される

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