ピリドキサミンとは? わかりやすく解説

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ピリドキサミン【pyridoxamine】

読み方:ぴりどきさみん

ビタミンB6作用をもつ天然物質。ピリドキシンアンモニア結合したもの。→ピリドキシン


ピリドキサミン

分子式C8H12N2O2
その他の名称ピリドキサミン、Pyridoxamine、4-Aminomethyl-5-hydroxy-6-methyl-3-pyridinemethanol、4-Aminomethyl-5-hydroxymethyl-2-methylpyridin-3-ol、3-Hydroxy-5-(hydroxymethyl)-2-methyl-4-pyridinemethanamine、Pyridorin、ピリドリン
体系名:4-(アミノメチル)-5-ヒドロキシ-6-メチルピリジン-3-メタノール、2-メチル-4-(アミノメチル)-5-(ヒドロキシメチル)ピリジン-3-オール、5-ヒドロキシ-6-メチル-4-(アミノメチル)ピリジン-3-メタノール、4-(アミノメチル)-5-ヒドロキシ-6-メチル-3-ピリジンメタノール、3-ヒドロキシ-5-(ヒドロキシメチル)-2-メチル-4-ピリジンメタンアミン、4-アミノメチル-5-ヒドロキシメチル-2-メチルピリジン-3-オール、4-アミノメチル-5-ヒドロキシ-6-メチル-3-ピリジンメタノール


ピリドキサミン

同義/類義語:ピリドキサミン5'-リン酸
英訳・(英)同義/類義語:pyridoxamine, pyridoxamine 5'phosphate

ピリドキシンの4位ヒドロキシメチル基がアミノメチル基に置換した化合物で、ピリドキサールピリドキシンと同じビタミンB6作用をもつ。5位のヒドロキシメチル基がリン酸化されタピリドキサミン5'リン酸が、アミノ基転移反応関与する酵素補酵素として働く。

ピリドキサミン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/28 08:30 UTC 版)

ピリドキサミン
識別情報
CAS登録番号 85-87-0 
PubChem 1052
ChemSpider 1023
特性
化学式 C8H12N2O2
モル質量 168.19 g mol−1
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

ピリドキサミン (pyridoxamine) は、ビタミンB群の中のビタミンB6に分類される化合物の1つである。体内で補酵素形のピリドキサールリン酸に変換されて活性を示す。

ビタミンB6に分類される化合物としては、他にピリドキシンピリドキサールが挙げられる。ピリドキサミンはピリジンヒドロキシ基メチル基、ヒドロキシメチル基、アミノメチル基が置換した構造をしており、ピリジン環の4位の置換基がピリドキシンと違っている。すなわち、アミノメチル基の部分が異なっている。

ピリドキサミンは、ジヒドロクロリド (CAS RN: [524-36-7]) として扱われることもある。

レバーに多く含まれている[1][2]

その他詳しい性質等に関してはビタミンB6を参照のこと。

出典

  1. ^ 抗糖尿病合併症食品の検索、機能性とその機構の解明 八木年晴, 戸田勝巳 2009年
  2. ^ All-enzymatic HPLC method for determination of individual and total contents of vitamin B6 in foods Huong Thi Viet Do, Youhei Ide, Andrew Njagi Mugo, Toshiharu Yagi 2012


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