もろ‐こし【唐=土/▽唐】
読み方:もろこし
[補説] 中国南方の越(えつ)(浙江(せっこう)省付近)の諸国・諸族の「諸越」の訓読みから起こり、最初その地方をさしていたのが、しだいに中国全土をさすようになったという。一説に、その地方から諸物が渡来した意とも。
もろ‐こし【蜀=黍/唐=黍】
読み方:もろこし
イネ科の一年草。高さ約2メートル。茎は円柱形で節があり、葉は長大で互生する。夏、茎の頂に大きな穂を出し、赤褐色の小さな実が多数できる。実は酒・菓子などの原料。飼料にもする。アフリカの原産で、古くから作物として栽培。高粱(コーリャン)。もろこしきび。たかきび。とうきび。《季 秋》
もろ‐ごし【▽諸腰】
もろこし
食品名(100g当たり) | 廃棄率(%) | エネルギー(kcal) | 水分(g) | たんぱく質(g) | 脂質(g) | 炭水化物(g) | 灰分(g) |
穀類-穀類/もろこし/精白粒 | |||||||
穀類-穀類/もろこし/玄穀 |
もろこし
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/29 21:44 UTC 版)
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もろこし(諸越)は、秋田県地方で作られている小豆粉を使用した銘菓であり、落雁の一種である。
概要
もろこしまたは秋田諸越(あきたもろこし)と呼ばれることが多いが、地方によっては「唐土」や「諸粉子」とも書かれることがある。これはトウモロコシを意味する「もろこし」ではなく、材料に小豆を使用することが特徴である。
伝統的には小豆粉を木などで造った枠に入れ、乾燥させて固めたものに焼きを入れて作られる。300年以上の歴史があるが、現代では伝統的製法から機械化への移行が進んでおり、材料は小豆粉に砂糖や和三盆を一緒に混ぜたものが多い。ただし原料や製法を変えて作られるものもあり、抹茶や黒糖などを加えて色がつけられたものもある。その形と模様は文字や縁起物のほか、なまはげ、秋田犬、秋田蕗など秋田の代表的なモチーフが入ったものも多く、土産品としての工夫の中で現代的に可愛らしくデザインされたものも作られるようになった[1]。
和菓子の中でも打物と呼ばれる部類に属する堅い菓子だが、口の中に入れると甘い粉がゆっくりさらさらと融けるため、緑茶のお茶請けに向いている。また、八ツ橋に対する生八ツ橋と同様の派生商品として、焼きを入れず生で作った柔らかい生タイプのもろこしも開発され販売されている[2]。
由来
諸説あり定説はないが、江戸時代の宝永2年(1705年)に久保田藩4代藩主・佐竹義格が臣下の功をねぎらうため煎米菓子を作らせたのが始まりなど、藩主に関わるものが知られている。漢字表記の「諸越」は、菓子店「杉山寿山堂」の初代・杉山良作が小豆の粉を使用した菓子を義格へ献上した[4]時に、「諸々の菓子を越えて風味良し」との評を得て銘を受けたことによるものと伝わる[5]。
異説としては、中国(唐)から伝来してきたものは何でも「もろこし」と呼んでいたことの名残というものがある[6]。
脚注
- ^ “世界一かわいいなまはげは子供も指でつまめる!? 秋田「なまはげ諸越」って? - マイナビニュース”. 2019年4月21日閲覧。
- ^ “秋田の食一覧 もろこし(生タイプ) - 秋田観光総合ガイド”. 2019年4月21日閲覧。
- ^ “商標登録第5064178号 秋田諸越(あきたもろこし)”. www.jpo.go.jp. 経済産業省特許庁 (2020年3月16日). 2023年1月30日閲覧。
- ^ “秋田諸越の由来 - 株式会社 杉山壽山堂”. 2019年4月21日閲覧。
- ^ “【みちのく会社訪問】かおる堂(秋田市) - 産経ニュース”. 2019年4月21日閲覧。
- ^ “秋田名物「もろこし」”. 2019年4月21日閲覧。
「もろこし」の例文・使い方・用例・文例
- その商人は10袋のとうもろこしを我々に売ったとき目方を少なくごまかしていた
- コーンベルトは世界のとうもろこし総生産高の3分の1ほどを生産する。
- 彼からとうもろこしが送られてきた。
- 私はそのとうもろこしを切っていました。
- 彼はとうもろこしが世界で一番おいしいと思っている。
- そこで食べさせてもらったとうもろこしはとても美味しかったです。
- 彼らは、とうもろこしやジャガイモ、動物の肉を食べて生活している。
- 農夫は春にとうもろこしの種をまく。
- 袋はとうもろこしではちきれそうだった。
- カラスはその農夫のとうもろこし畑をほとんどだめにしてしまった。
- アレックスは、「クルミ」や、「紙」や、「とうもろこし」のような物の名前を言うことができる。
- とうもろこしの粉
- 猥褻またはカビが影響を及ぼす、とうもろこしの農作物のように
- とうもろこしの皮をむく
- (牛に)とうもろこしを与える
- 今日はとうもろこしとトマトがおいしい
- 今年は、1,000ブッシェルのとうもろこしを収穫した
- とうもろこしで養われたさま
- とうもろこしの生育期
- 手でとうもろこしを挽く原始的な石臼
もろこしと同じ種類の言葉
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